弥彦燈籠まつりは土曜にあたって例年を上回る人出でにぎわう (2015.7.27)

日本三大燈籠（とうろう）まつりのひとつ「弥彦燈籠まつり」がことしも24日から26日まで3日間にわたって弥彦の温泉街などで行われ、25日はハイライトの大燈籠やみこしの渡御、弥彦山松明（たいまつ）大行進、花火大会などが弥彦の夏の夜を彩り、土曜にあたったこともあって例年を上回るにぎわいだった。

25日の弥彦燈籠まつり

弥彦燈籠まつりのフォトアルバム

24日の民謡流しに続き、25日の日中は町内で燈籠駅伝大会、青年、子ども燈籠、芸妓連たるみこし、弥彦神社舞殿で里神楽、詩吟、剣舞の奉納などが行われた。

そして夜は弥彦神社拝殿に飾られていた12基の大燈籠がそれぞれ講中の拠点となる宿元まで持ち帰る宿下がり。宿元で踊りや演奏を披露する一方で約170人による弥彦山松明（たいまつ）大行進が松明を手に山頂から登山道を下り、弥彦神社で参拝、万歳三唱し、ボーイスカウトによる鼓笛隊の先導で温泉街を進んだ。

弥彦山を下る弥彦山松明

続いて町内を御神輿渡御と大燈籠巡行。大燈籠はただ担ぐだけでなく、拍子木を合図に担ぎ手たちが勇壮な押し合いを行い、熱気にあふれた。地元氏子が献燈した小田楽燈籠、神歌楽と天犬舞の両舞童、神職、二基の御神楽を中心に行列をつくって渡御を展開。最後に拝殿で一社古伝の秘曲、神歌楽、天犬舞の奉奏で幕を閉じ、翌26日にの還御祭ですべての神事を終わった。