AKARIBAで加茂山周辺をあかりで彩る、20日はあかりの結婚式 (2015.9.20)

加茂市・加茂山周辺を会場にあかりを使ったさまざまなイベントを繰り広げる恒例の小京都を楽しむ会「AKARIBA（あかりば）2015」が19、20の2日間、開かれており、初日19日はAKARIBAにあわせたように朝方の雨があがり、夜は大勢の人出でにぎわった。

加茂青年会議所（牛膓一丈理事長）が主催し、加茂山中腹の青海神社で行う結婚の儀を含む公募したカップルによるあかりの結婚式をハイライトに、さまざまなあかりで夜の加茂山を幻想的に演出している。

19日は朝のうち強い雨が降り、加茂青年会議所の会員をはじめ関係者はびしょぬれになってあかりの設置を進めた。そのかいがあってイベントが始まる午後には雨があがって青空が広がり始め、絶好の秋晴れとなった。

日中はあかりの制作体験やカモレンジャーショーがあり、午後6時半にあかりの木の点灯式。宮大門から赤鳥居までの通りに加茂市と田上町の小学生や園児がペットボトルなどを使って手作りした800個ものあかりをタケに下げ、カウントダウンしていっせいに点灯すると、拍手と歓声が響き、あかりのイベントは本番だ。

野外ステージは1,200のキャンドルをともす「恋するあかりばロマンティックステージ」、池之端「池之端和傘エリア」やそこへ通じる坂道に「雪椿隧道（ずいどう）」などを設け、通路にもあかりを並べ、趣向を凝らした光りの装飾で演出した。

「恋するあかりばロマンティックステージ」は、ハート型に並べたキャンドルに包まれて記念写真を撮影するスペースを設けた。カップ率も高く、順番待ちの行列ができる人気だ。池之端の橋に設置した和傘を使った照明は毎年人気で、橋が老朽化して渡ることはできないが、男の子でも「きれい！」と思わず声を上げるほど見事な光りの芸術を見せた。19日限りで青海神社神楽殿では市民芸能が行われ、中学校吹奏楽部などが演奏を披露した。

一方で穀町商店街は歩行者天国にして加茂商工会議所が「宵の市」を開催。10を超すフードコートのブースが並び、夜はジャズライブも。アルコールも入って加茂山とは対照的ににぎやかな夜を過ごしていた。

2日目の20日は、午後4時半からあかりの結婚式が行われる。8組の応募から選ばれた会社員近藤真樹さん(29)＝新潟市北区＝、保育士梅田奈都美さん(25)のカップルがこの日の午前、婚姻届けを提出してから結婚式にのぞむ。加茂市仲町商店街の清雲亭山重から新婦を人力車に乗せた花嫁行列が出発して始まり、青海神社で結婚の儀。加茂山を行列し、宮大門でサプライズイベントを行って8時過ぎに終わる。

加茂市役所と加茂小学校グラウンドに臨時駐車場を開設する。加茂市役所と加茂駅前を結ぶ無料のシャトルバスを午後2時から9時半までシャトルバスを運行する。

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