9月にも来日公演を行ったロック・ギタリスト、ジェフ・ベックの伝記『ジェフ・ベック孤高のギタリスト』(ヤマハミュージックメディア)の上・下巻がこのほど発売された。
ジェフ・ベックは、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並んで三大ギタリストと称されたひとりで、誰もが認める世界最高のギタリスト。その3人が在籍したヤードバーズからジェフ・ベック・グループ、BBAをへて革新的なギターサウンドを今なお追い求める唯一無二の存在となっている。
初期のブルースからジャズ、フュージョン、ロカビリーと垣根を越えてさまざまなジャンル取り込み、ティナ・ターナー、ケイト・ブッシュ、デヴィッド・ボウイなど数多くのミュージシャンとプレーした。
同書は、まさに孤高の名にふさわしいジェフ・ベックの生い立ちから成功までをつづった伝記で、ヤードバーズ時代からのプライベートショットを含む貴重な写真も掲載する。著者はイギリス北部に住むジャーナリストとして15年以上のキャリアのマーティン・パワーで、デヴィッド・シルヴィアン、エアロスミス、クイーンらの質の高い伝記を執筆している。日本版監修は細川真平、翻訳は前むつみ。A5判で上巻296ページ、下巻344ページで、それぞれ定価2,592円。