三条別院をライトアップし、周辺をあんどんで彩る「三条本寺小路あかり物語第十一章」が9日から12日までの4日間開かれる。初日9日は午後6時からオープニングセレモニーを行い、昨年の5倍にのぼる約500個の園児製作のあんどん展示や鏡割りを行う。
三条市の繁華街、本寺小路(ほんじこうじ)など中心市街地の活性化を図ろうと毎年、開いている。恒例のライトアップは青い光線で三条別院の本堂全体をを照らし出し、初日9日は午後6時から9時半までイベントを行う。
午後6時から点灯式を行ってライトアップを開始。三条別院の参道や本寺小路に設置したあんどん約150基に火を灯し、境内には市内の幼稚園と保育園計22園の年長児が塗り絵をして作成したLEDを点けた紙製のあんどん約500個を展示する。
1日限りで飲食提供ブースもオープン。カレーラーメン、鍛冶雑炊、カクテルの3つを提供してきた昨年までとは趣向を変え、キッチンカー3台を含む7店が出店し、バラエティーに富んだ食べ物を販売する。加えて小学生以下を対象に綿あめとポップコーンを数量限定で無料提供する。
このほか、9日午後4時から7時まで東別院から近い本寺小路会館=三条市本町2-3-8=で、「三条城がどこにあったのか」、「三条の昔はどうだったのか」など幅広く調査研究を行っている三条歴史研究会(大野鉄男会長・会員35人)の三条市古地図展も開かれ、地元福顔酒造の日本酒の飲み比べも行う。
「三条本寺小路あかり物語」は、主催は三条商工会議所観光サービス業部会と本寺小路あかり物語プロジェクト。11回目となる今回、市外の人などにも広く知ってほしいと、名称の「本寺小路」の前に「三条」プラスしてアピール。先に開かれた記者会見で、梨木建夫部会長は、子どもからおとなまでたくさんの人に楽しんでほしいと来場をと呼びかけた。
イベントは9日だけだが、ライトアップは12日まで毎晩、行う。9日は午後6時15分から9時半まで、10日から12日は午後6時から9時まで点灯する。あわせて会場周辺では、11日は協賛イベント「第3回三条バル街」、12日の午前10時から午後3時まで「三条マルシェごった市@ホコテン」も開かれる。
本寺小路会館への地図