12日夜に行われる三条市・法華宗総本山本成寺の「御会式(おえしき)」前夜の万灯練り行列に参加する団体のひとつ、結成5年目の「一灯会」(栗山佳明会長)は、5回目の参加を前に、太鼓や鐘の練習を重ねている。
「御会式」は親鸞聖人の命日の法要で、ことしは733年目の命日で、734回目の御会式。御会式は「大聖人様にお会いする式で、みんな元気に駆け付けましたよと報告をする」という。命日13日の前夜が「お逮夜(たいや)」といわれ、今の通夜にあたる。
その「お逮夜」に、7、8団体、約300人が参加する万灯行列が行われており、「一灯会」もその中に参加する。
「一灯会」は、宗派を問わず、三条や燕などの30歳代から60歳代の男女37人が会員。本成寺塔頭の久成院で練習をしており、うちわ太鼓や両面太鼓など大小さまざまな太鼓と、あたり鐘などを賑やかにたたきながら「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、まといをふりながら練り歩く。
万灯練り行列は、12日午後6時半に本成寺の牛池と黒門の2カ所から出発し、旧桜土手をまわり、本堂に向かう。行列はだれでも参加できるし、見学も自由。