三条市医師会准看護学院(池田稔学院長)は15日、燕三条ワシントンホテルで第52期生の継燈式を行い、半年間の基礎学習を終えて、病院実習へと向かう33人が看護の道を進む決意を新たにした。
薄いブルーの実習着を着た52期生は、4月に入学した18歳から44歳の女28人、男5人の計33人。参列した上級の2年生33人と学院関係者、来賓や家族が見守るなかで、ナイチンゲール像のキャンドルから命の火を受け継ぐキャンドルサービスのセレモニー「継燈の儀」を行った。
一人ずつ、キャンドルに命の火をともして決意表明を行い、看護の道への誓いを新たにした。伊藤高史教頭が学院長に変わって式辞、2年生代表の布施陽一朗さん(38)がお祝いのことばを述べた。
1年生を代表して近藤恵美子さん(40)=加茂市=が誓いの言葉を述べ、「実習で経験したことをひとつとして無駄にすることなく、准看護師となるための糧としていきたいと思います」、「きょうの喜びと決意の灯、ナイチンゲール誓詞を心に深く刻み、知識と技術を加え、だれとでもどんな状況でも自分の言葉で語り、相手の心の痛みを感じとることができる准看護師となれるよう、よりいっそう気持ちを引き締め、精進する」と誓った。
52期生は、来年1月から市内の病院で基礎実習をスタートする。