オール三条ロケの自主制作映画「ライブハウス レクイエム」の三条市での特別上映会が17、18の2日間、三条東公民館で開かれており、初日17日は40人ほどが参加して映画を鑑賞したあとミニライブや舞台あいさつを楽しんだ。
17日は午後6時からの1回だけ、18日は午前10時、午後1時半、3時半の3回の上映。この映画は新しいスタイルの映画祭「MOOSIC LAB(ムージックラボ)」の出品作として制作され、ことし6月に三条市内で10日間、撮影が行われた。
監督の松本卓也さんはお笑い芸人でもあり、自主制作、独立プロダクションの制作者主体の映画づくりにこだわる。低予算、ノーマネーでクラウドファンディングや協賛によって資金を調達している。
松本監督にとって新潟県内での撮影は今回で6作目。地方のライブハウスを舞台にその名物オーナーが亡くなるところから始まり、その追悼ライブに集まったミュージシャンらの回想を通してミュージシャンの姿やオーナーの魅力や関係性を描く。映画祭で受賞はならなかったが、完全版を制作して各地で上映会を開いており、公開から2カ月ほどたってロケ地での上映会となった。
17日の上映会は、制作側の関係者や地元の協力者も参加。大きな拍手で映画が幕を閉じるとミニライブ。作品に登場するバンド「ザンバック」、松本監督の弟でラッパーのマチーデフさん、地元プロデューサーでもあった三条市の三線奏者のきよ里さん、演歌歌手を演じた新潟市のアーティスト椿ひとみさんがそれぞれ挿入歌を演奏し、さらに松本監督や地元キャストを含む出演者らが舞台あいさつを行った。
松本監督は地元の協力に感謝し、「作品を観ていただいて方から応援していただきたい」と願った。18日もミニライブや舞台あいさつを行う。入場料は前売り800円、当日1,000円、学生は500円、小学生以下は無料。