三条小と裏館小の統廃合について裏館小での住民を対象にした説明会に10人出席 (2015.11.17)

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三条市教育委員会が16日夜、三条市立裏館小学校で開いた三条小と裏館の統廃合についての住民を対象にした説明会に10人が出席した。

裏館小で開かれた三条小と裏館の統廃合についての住民を対象にした説明会
裏館小で開かれた三条小と裏館の統廃合についての住民を対象にした説明会

前週に裏館小の保護者を対象にした説明会を開いて15人が参加しており、この日は初めて裏館小で住民向けの説明会。長谷川正二教育長はあいさつで、三条小の裏館小への吸収統合は「苦渋の選択だった」とし、「ぜひ地域の子どもたちに三条小学校の子どもたちを仲間として快く受け入れいただけるように地域の皆さんからご理解いただきたい」と理解を求めた。

市教委教育総務課の笹川浩志課長が市立小中学校の適性規模・適性配置に関する基本方針の概要を説明。三条市教育制度等検討委員会最終報告書を尊重し、学校適性規模検討委員会の意見を聞いて策定した内容について、児童数の減少や三条小校舎の耐震強度が低く,耐震補強が困難なことから三条小は平成29年3月に閉校し、裏館小に吸収統合することなどを話した。

市教委の説明は20分ほどで終わり、出席者の質問を受け付けたが、吸収統合を決めるに至った経緯や小学校の保護者や住民への事前の説明がなかったことに対する不満、三条学校の存続を求める意見などが相次ぎ、2時間近くに及んだ。

裏館小の普通教室は各学年3教室で、児童数は最大で621人となる。統合時のシミュレーションで裏館小児童は443人となるが、裏館小周辺の住宅が増えており、「プレハブ校舎に通うことになるのでは」と心配する人、統合後の通級の計画がまだ決まっていないことから早く決めるよう求める人、上林小の吸収の可能性はあるのかという質問、「ごり押ししては三条小の人たちの傷はいえず、裏館小としても禍根がいつまでも残る」と話す人、「何回、説明会を開こうが、皆さんが税金を使ってまっしぐらにそこ(吸収統合)に向かっているとしか思えない」との見方を示す人もいた。

一方で、「もっと冷静になぜとらえないのか」、「いくら学校に愛着があっても子どもたちにとって安全ではないという判断が出たのなら早く」と対応を求め、「地震があってそこへ通う地域の子どもたちが犠牲になったとき、地域のおじいちゃんやおばあちゃんは責任をとってくれるのか」、「三条小が好きだという思いだけでは絶対に前へ進まない」と、住民の合理的な判断を求める人もいた。


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