降雪期を前に三条市建設業協会(外山誠一会長)などは24日、三条市総合運動公園駐車場で三条市域除雪機械安全運行祈願祭と出動式を初めて行い、市道、県道、国道の除雪を担当する除雪車とともに職員や業者、幼児など約60人が出席し、今シーズンの安全運行を願った。
祈願祭は新潟県建設業協会三条支部の共催で、冷たい雨が降るなか午前11時から除雪ドーザーやロータリー除雪車など22台の除雪車を前に三条市神明町、神明宮の三上行雄宮司が神事を行い、続いて出動式を行った。
国定市長はあいさつで、「大変、厳しい環境だが、どうか三条市民の冬場の生活の確保のために体には十分、留意されつつも除雪に取り組んでいただき、われわれの生活の足を、そして生活の基盤を確保していただければ」と願った。
県三条地域振興局地域整備部の大野昇部長、桜井秀昭三条署長、熊倉直信三条市自治会長協議会副会長のあいさつに続き、市道、県道、国道の除雪者を代表して3人が安全宣言を行い、「三条市域に住んでいる皆さんが、安全に安心して生活できるよう冬期道路ネットワークの確保に力を合わせて取り組むことを誓います」と宣誓。3人には、月岡保育所の幼児から「三条市のために頑張ってください」と金色に輝く園児手作りの除雪機械の鍵が手渡された。
さらに、同保育所の年長児28人が除雪応援隊として登場。AKB48の『心のプラカード』をとびっきりの笑顔で歌って踊り、「きをつけてじょせつがんばってください」のプラカードでエールを送ると、参加者は目を細め、大きな拍手でこたえた。