県が県央基幹病院設置場所の候補地を決定したのを受けて県央市町村長が共同声明、燕労災病院の跡地利用で燕市との協議も求める (2015.11.30)

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30日、県が県央基幹病院設置場所の候補地を整備基本計画策定委員会の意見通り三条市上須頃の高速道路西側に決定したのを受けて、県央地域の4市町村長は共同声明を発表した。

16日開かれた県央基幹病院整備基本計画策定委員会で、JR燕三条駅周辺3カ所と燕労災病院及び周辺1カ所の4カ所にしぼったなかから、燕三条駅周辺の高速道路西側を整備基本計画策定委員会の意見としてまとめ、30日、泉田裕彦知事に報告し、県は報告通りの候補地を決めた。

これに伴って県央地域の加茂市を除く三条市、燕市、田上町、弥彦村の4市町村長が共同声明を発表したもの。共同声明では、決定した候補地の課題を示すとともに、県の責任で環境整備、課題や不安の解消など5項目の実現を図るよう求めた。このなかで、燕労災病院の跡地利用を燕市と誠意をもって協議することも含めている。共同声明の全文は次の通り。

県央機関病院設置場所に係る県方針に対する共同声明

この度、県知事から県央基幹病院の設置場所について方針が示された。

これにより、念願だった県央基幹病院の実現に向けて大きく一歩前進したものと一定の評価をしたい。

しかしながら、選定された候補地は、三条燕ICやJR燕三条駅に近く、医療確保の観点や将来のまちづくりの観点などでメリットがある一方で、県央基幹病院整備基本計画策定委員会でも指摘された通り、(1)既存のアクセス道路は交通渋滞が激しく、(2)豪雨時には周辺地域の冠水する危険性が高い等の課題があり、これらが解消されない限り、救命救急病院としての機能発揮を疑問視する意見が根強くある。

また、(3)土地利用規制解除の困難性を不安視する声や(4)燕労災病院移転に伴う燕市の二次救急医療機能の低下を懸念する意見も多い。

ついては、速やかに今回の決定に係る地元説明会を開催するとともに、当該場所への病院建設に当たっては、下記の通り県の責任において確実に環境整備等を行い、課題や不安の解消を図ることを強く求める。

  1. 救急患者の搬送に優れた新たなアクセス道路を整備すること。
  2. 基幹病院建設に伴う周辺地域の冠水対策に万全を期すこと。
  3. 土地取得にかかる手続きや周辺環境整備も含め、県が『県央基幹病院の整備に向けたアウトライン』で示した「平成30年代のできるだけ早い時期の開院」に向け調整及び準備を進めること。
  4. 圏域市町村間の二次救急医療体制の均衡保持を考慮し、県立吉田病院の機能拡充と早期改築を行うこと。
  5. 燕労災病院の跡地利用について地元燕市と誠意を持って協議すること。

平成27年11月30日

三条市長 国定勇人
燕市長 鈴木力
田上町長 佐藤邦義
弥彦村長 小林豊彦

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