弥彦で開かれた故天野尚さん写真展に空前の2万人超 (2015.12.15)

9月5日から10月12日まで弥彦村総合コミュニティーセンターと弥彦の丘美術館の2会場で開かれた世界的な写真家、故天野尚（たかし）さん（新潟市西蒲区）が自身でプロデュースした最後の写真展「創造の原点」は、2万人を超す入場者を集める記録的な大入りだった。

2万人もの入場者を数えた故天野尚さんの写真展「創造の原点」

14日開かれた総務文教常任委員会で弥彦村教育委員会の小林栄一教育課長が質問に応えて報告したもの。期間中に2会場を合わせて2万1,078人が入場した。ピークは1日で約1,300人。有料入場者1万9,838人、小中学生など無料入場者1,240人の内訳で、入場料収入は1,365万1,100円にのぼった。

入場料収入は村6、天野氏側4の割合で配分することに決めており、村の収入は819万円となった。このあと10月25日から11月15日までコミュニティーセンターで開かれた公募展「弥彦を描く」は入場無料で1,966人が入場。開催期間がその2倍だったとはいえ、天野さんの写真展は空前の入場者数を記録した。

天野さんの人気はもちろん、開幕1カ月までに死去して今回の写真展を追悼展のような特別なものとし、結果的に入場者増に結びついたと思われる。小林教育課長は「どんな作品展も経費的には大差がなく、今後も皆さんに喜んでもらえる企画ができれば」と話した。

• 開催報告「創造の原点」 ||| インフォメーション ||| 天野尚 - AmanoTakashi.jp -（新しいウィンドウで開く）