父もそうしたように父の遺志を継いで社会福祉に役立ててほしいと燕市に100万円を寄付 (2016.1.28)

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会社役員山田眞一さん(53)=三条市東三条1=は28日、亡き父の遺志を継いで社会福祉に役立ててほしいと燕市に100万円を寄付した。

 父の遺志を継いで燕市の社会福祉に役立ててほしいと鈴木市長に100万円を手渡す山田さん(右)
父の遺志を継いで燕市の社会福祉に役立ててほしいと鈴木市長に100万円を手渡す山田さん(右)

山田さんは午前11時に市役所を訪れ、鈴木力市長に100万円を包んだのし袋を手渡した。山田さんの父、栄作さんは昨年12月8日に79歳で死去した。山田さんが代表税理士に就くつばさ税理士法人=燕市南7=の会長だった。

栄作さんは同法人の前身、燕市・山田税務会計事務所を営業。2012年に急性心筋梗塞で倒れ、翌13年から自宅で静養。昨年11月に転倒して施設入所していた。ライオンズクラブに入会し、20年ほど前に父、母が亡くなったときもそれぞれ100万円を燕市に寄付し、11年の東日本大震災のときも被災者のために寄付を行っている。

今月24日に四十九日も終わった。燕三条青年会議所理事長も務めた山田さんも栄作さんの遺志を継いで寄付したもので、障害のある妹が世話になっている障害者支援施設「やひこの里」(弥彦村麓)にも寄付をする考えだ。

燕市では寄付を社会福祉基金に積み立て活用する。栄作さんの通夜に出席した鈴木市長は「障害者福祉を想定して有効に使わせていただきたい」と話した。東日本大震災のときの寄付について鈴木市長は「お父さんが吉田庁舎に来られて被害者のために多額の寄付をいただいたことを覚えている」、山田さんは「東日本大震災で新しい事務所の祝賀会、竣工式典をやらなくなったので、それにかかる費用に職員で積み増しして寄付した」と言い、栄作さんが元気だった当時を懐かしんだ。


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