「節分」の3日は本成寺で恒例の節分会の鬼踊り、臨時駐車場は三条防災ステーションに変更 (2016.2.2)

「節分」の3日、三条市の法華宗総本山本成寺は、ことしも節分会を開き、午後1時と3時の2回、恒例の鬼踊りを披露する。臨時駐車場が三条防災ステーションに変わり、本成寺との間を無料のシャトルバスで結ぶ。

節分会は、午前7時半から「丑（うし）の間」で行う鬼の御払いから始まる。鬼踊りは、同寺周辺の檀信徒が会員の本成寺鬼踊り奉賛会が鬼にふんして演じる。

本堂で、正午から地場産業振興特別祈とう会が行われ、午後1時と3時から、節分大祈願会が行われる。それぞれ法要に続いて20分ほどの鬼踊りを演じる。

本成寺の鬼は「善の鬼」と言われ、誰もが持っている悪い心や欲深い心など人間の煩悩を、赤、青、黄、緑、黒の鬼と三途川婆（そうずかば）の6種類の鬼たちで表現する。

鬼踊りの最後、豆をぶつけられた鬼たちは、境内の鐘楼堂で鐘を突くことで、角が取れて怒りは思いやりの心に、欲深さは心豊かな心にというように改心していくといわれている。

同寺では、旧暦の立春正月前日の節分は大みそかにあたり、鬼に豆をぶつけることで自己の反省をし、よい年が迎えられるようにと鬼踊りを見てほしいという。

また、自転車などの景品が当たる参拝者に人気のくじ入りの福豆は、ことしも1袋100円で販売する。

当日、同寺周辺には一般の駐車スペースはなく、午前9時半ころから午後4時ころまで往復で運行するシャトルバスの利用を呼びかけている。これまではコメリホームセンター四日町店を臨時駐車場にしていたが、ことしは三条防災ステーションに変えたので注意する。