三条凧合戦は白組の東三条五月会が最高得点で6連覇、赤組は凧の藤組が12年ぶりの優勝 (2016.6.6)

4、5の2日間、三条防災ステーションで開かれた三条凧（いか）合戦は、19の凧組が赤白に分かれて熱戦を繰り広げた結果、白組の東三条五月会が最高得点で優勝して6連覇を達成、赤組は凧の藤組が12年ぶりの優勝を果たして吠虎旗を手にした。

晴れの天気と風の好天に恵まれた2日間。初日4,000人、2日目は7,000人の昨年と同じ計11,000人（主催者発表）が来場。都合により直前で欠場した多摩凧連を除く19の凧組の合戦や、子ども凧合戦、アトラクションなどを楽しんだ。

2日目の5日は、一日を通して風が吹く合戦日和。ただし風はやや強すぎで、午後3時ころに観客席側のテントが風にあおられてひっくり返り、合戦を一時中止するハプニングもあったが、けが人はなく、テントをかたずけてすぐに再開。午後4時の終了まで残り1時間を切ったなかでのラストスパートは、一斉に凧を揚げると相手の凧に糸をからめ、次々と合戦を挑んでいた。

2日間の合計得点で順位を決め、午後5時過ぎ、日焼けした揚げ師たちが整列した閉会式で発表。19の凧組のなか、6年連続で最高得点（57点）を獲得した白組の東三条五月会に白龍旗や優勝カップ、赤組の最高得点（55点）を獲得し、平成16年以来12年ぶり2度目の優勝を果たした凧の藤組に吠虎旗やカップを贈った。

このほかにも、技能賞に三隆会、殊勲賞に雷神組、敢闘賞に一ノ門清正組を決め、各賞を表彰した。