燕署管内で初めて第三者で特殊詐欺被害を未然防止した男性に署長感謝状 (2016.7.5)

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燕署は7日、携帯電話を使いながらATMを操作する女性を不審に思って110番通報し、特殊詐欺被害を未然防止した功労者として燕市の男性に署長感謝状を贈った。特殊詐欺被害を間際で防ぐのは銀行やコンビニ店で働く人がほとんどで、今回のように第三者が防いだのは同署でも初めてだ

特殊詐欺被害を未然防止した武石さんに斉藤燕署長から感謝状を贈呈
特殊詐欺被害を未然防止した武石さんに斉藤燕署長から感謝状を贈呈

特殊詐欺被害を未然防止したのは、燕市・燕三条ワシントンホテルに勤務し、宴会調理を担当する武石健一さん(46)。斉藤正栄署長が同社を訪れて武石さんに直接、署長感謝状を手渡し、見守る同社社員も拍手を送った。

武石さんは6月23日、同社に隣接するイオン県央店前のATMコーナーで現金を引き出しに行くと、直前で先に操作していた60歳代の女性が、携帯電話で話しながら何度も振り込みボタンを押してキャッシュカードを入れたり出したりしていた。

話しているようすからも、電話の相手が家族ではないとわかり、武石さんは詐欺被害の可能性があると思った。操作がうまくいかなかったのか、女性はいったんATMを離れた。勘違いのおそれもあったので武石さんは本人には声をかけずに110番通報した。武石さんはATMの利用を終わると再び女性はATMを操作し、武石さんは「警察の方が早く来てくれればいいかな」と思いながら警察官の到着を待った。

警察官が到着すると武石さんは休憩中だったので、立ち会わずに女性の特徴だけ伝えて職場に戻った。調べによると、犯人はNTTをかたって女性に電話してきて湾岸警察署などの名称を言い、詐欺グループのマンションが女性の名義になっている、電話や銀行口座を止める令状が出ているなどと言われた。

感謝状を受けた竹石さん(左)と斉藤燕署長
感謝状を受けた竹石さん(左)と斉藤燕署長

電話には裁判官を名乗る者も登場して、口座が凍結されるので新しい口座をつくって100万円を振り込み、その口座から振り込んで生活費に充てればいいなどと言葉巧みに言われて女性は信じ込み、振り込もうとする直前で助かった。

2、3日前、武石さんの母の勤め先の従業員の家に金の振り込みを求める電話がかかってきて、言われた電話番号に電話をしたが、息子に詐欺だからとたしなめられて被害に遭わずにすんだということがあったばかりだった。

斉藤署長は「ふつうの人が現場で見ておかしいなと思って通報するのはなかなか勇気のいることで感謝している」、「おかしなようすの人を見たら警察に通報してもらえるとありがたい」と話した。

ことしに入ってから燕署管内で発生した特殊詐欺被害はこれまでゼロで、昨年は6日までに8件で被害額は2,793万円にのぼっていた。県内ではことしに入ってから6日までに89件の2億7,328万円となっている。


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