三条市内の生産者が農産物を飲食店や施設の調理担当者にアピール (2016..20)

三条市と三条まんま塾は19日、三条東公民館で平成28年度第1回Bon Appetit!! SANJO農産物展示会を開き、市内11の生産者が野菜やコメ、農産物の加工品などを来場した飲食店や施設の調理担当者などにアピールした。

地産地消を広めるなかで商談を目的とし、地元の生産者と飲食店、病院や施設関係者、食育推進員との出会いやつながりの場になればと2014年9月から年に2回開き、5回目。

市内11の出店者に加えて、まんま塾から「ゼロ塩料理」として減塩啓発ブースも開設。会場内は、有機栽培米、米粉、漬物、ソースなどこくわ加工品、エダマメ、コマツナ、ナス、フルーツトマト、ナシのアイスクリーム、三条では見ることのないホワイトアスパラガス（燕三条イタリア野菜研究会）など、出店者それぞれが持ち寄った生産品が並んだ。

試食も提供しながら、生産者自らが訪れた人たちに取り扱う生産物を説明。来場者は1件ずつのブースをじっくりと回り、どういった特徴があるのか、どんなシーンで利用できるかなどを生産者に直接聞き、すでに取り引きの希望もあったのか、両者が真剣な表情で電卓をはじいているような場面も見られた。

今回、初出店の安達徳明さん=三条市貝喰新田＝は、大きなざるいっぱいのフルーツトマトをテーブルの上に置き、試食を提供しながら来場者の話を聞いていた。いつもは市場などにまとめて出荷しているので、個人の感想が聞いてみたいと思ったのが出店のきっかけだったという。

次回は10月17日に開催。三条市の広報紙「広報さんじょう」8月16日号に開催の案内を掲載する。飲食店や施設関係者など来場者の募集とあわせて、出店者も募集する。問い合わせは、三条まんま塾事務局（三条市役所健康づくり課食育推進室内（電話：0256-34-5448）へ。