真夏の夜の怪談会は大にぎわい、83歳も暗唱 (2016.8.3)

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暑く寝苦しい夜を怪談の朗読でちょっぴり涼しく過ごしてもらおうと三条市嵐南公民館は1日、初めて「真夏の夜の怪談会」を開き、予想を上回る約80人が来場して怪談話にじっくりと聞き入った。

三条市嵐南公民館の初めての「真夏の夜の怪談会」は約80人の来場で会場はぎっしり
三条市嵐南公民館の初めての「真夏の夜の怪談会」は約80人の来場で会場はぎっしり

午後7時半から同公民館で開いた。三条市の朗読ボランティア「三条語りの会とびら」(長谷川トミエ会長・会員21人)の会員7人で10話を朗読した。

会場の和室にはあんどんをともし、会員は作務衣(さむえ)や浴衣を着て演出。「三枚のお札」や「耳なし芳一」といった有名な昔話をはじめ、地元三条市を舞台にした「十六峠のふしぎ」や「霊魂のあいびき」も披露した。

「十六峠のふしぎ」は、大崎地区と下田地区を結ぶ十六峠でいたらずをするお化けが、最後にはいたずらをしたおわびに男を助けてあげるといった話。「霊魂のあいびき」はさらに場所が具体的で、新小路へ飲みに行って上町で赤い火の玉を見つけた男が、翌日もその家に行くと赤い火の玉があり、あとをつけると一ノ木戸に入ってすぐの寺「安養院」に入り、墓から出てきた青い火の玉と一緒になろうと近づいたり離れたりして霊魂が逢い引きをしていたいという話だ。

最高齢83歳の大井さんは「霊魂のあいびき」をそらんじた
最高齢83歳の大井さんは「霊魂のあいびき」をそらんじた

「霊魂のあいびき」は、三条市の大井恵美子さん(83)が朗読。4月から三条市のまちなか交流広場「ステージえんがわ」でスタートした演劇教室「65歳以上の劇団」に入団し、5月の旗揚げ公演にも出演して話題を集めたが、7年前からこの語りの会に入ってる。

「霊魂のあいびき」は図書館で本を借りて覚えた。会の中では最高齢だが、ほかの会員と同様に話を暗記して、本も見ずに見事にそらんじてみせ、大きな拍手を受けていた。

来場したのは、小学校低学年くらいの子どもとその親を中心に約80人。同公民館担当は50人の集客を目標にしていただけに、会場はすき間がないほど参加者でぎっしりで、ちょっとだけ怖く、郷愁を感じさせる懐かしい物語の世界に時間を忘れてひたっていた。


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