三条市が5年ぶりに中学生を広島平和記念式典に派遣 (2016.8.4)

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三条市は3日、8月6日に行われる広島平和記念式典に市内すべての9中学校から各1人の生徒計9人を派遣する「広島平和記念式典派遣事業」の結団式を行った。

三条市が広島平和記念式典に派遣する市内中学生と国定市長らで記念撮影
三条市が広島平和記念式典に派遣する市内中学生と国定市長らで記念撮影

三条市は、1999年3月2日に旧三条市で非核平和都市宣言を行い、合併後の新三条市となってからの06年6月にあらためて平成非核平和都市宣言を行った。

毎年、8月にヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル展、市内中学校で順番に平和学習講座を開いている。生徒を派遣するのは旧三条市だった03年、新三条市で平和都市宣言から5年目の11年、10年の節目として行う今回で3回目になる。

結団式は午前11時半から市役所で行い、各中学校から推薦された派遣生徒9人、引率の比護智子大島中教諭、市職員1人の計11人と、国定勇人市長、長谷川正二教育長が出席した。

自己紹介する派遣生徒
自己紹介する派遣生徒

派遣生徒の自己紹介では、「現地でしか感じられないことを感じてきて、今後の生活に生かしたい」、「平和を象徴している都市である広島で、平和について考える機会にしたい」、「あらためて戦争の怖さと非核ということの重要さについて考えたい」、「今まで戦争と平和について授業や講演で学んできたが、文章や映像だけではない、現地でしか学べないことを深く学んできたい」。

「授業などで戦争や悲惨なことを学んできたことを、自分の目で見てどう感じるかが今から楽しみです」、「(平和記念式典)会場での雰囲気から、広島のことや原子爆弾についてなどをしっかりと学んできたい」、「この貴重な経験を大切にします」、「平和のために、学んできたことをたくさんの人に伝えたい」、「世界平和のために自分たちに何ができるのかを、しっかりと考えてきたい」とそれぞれ話した。

国定市長は、母が広島出身で、小学生のころは夏休みのほとんどを広島で過ごしていたと自身の体験を話した。新潟と広島で迎える8月6日は「まったく景色が違う」。世界で唯一の被爆国であり、長崎と並ぶたった2つの被爆地で、平和のことや原爆がどんな人々に影響をもたらしたか考えてほしいと言い、アメリカやケリー国務長官、オバマ大統領のことにもふれた。

原爆の子の像に捧げる折り鶴
原爆の子の像に捧げる折り鶴

さらに、「その場で感じ取るものはもちろん大切だが、その時に皆さんの気持ちが、もっと、平和とは何か、原爆が投下した意味、影響、日本に対してのさまざまな関係、こうしたことを広島で感じ取ってもらうために、1冊でいいので当時の第二次世界大戦をめぐるころの本を読んでもらい、今以上に知識を深めて、広島に臨んでもらいたい」と激励した。

派遣団は、2泊3日の日程で5日朝に新幹線で出発。1日目は平和記念公園で「原爆の子の像」へ第二中、大三中、本成寺中の3校で作った千羽鶴を奉納し、原爆ドームを見学。2日目の6日は「広島平和記念式典」に参列、その後、平和記念公園内や袋町小学校平和資料館、旧日本銀行広島支店建物などを見学、3日目朝に帰路につく。


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