全中軟式野球大会が初めて三条市を会場に (2016.8.19)

ことしの全国中学校体育大会（全中）は、北信越地区を会場に夏は17日から25日まで開かれており、三条市では19、20日と初めて全中の軟式野球大会の試合が行われている。

19、20日と初めて三条市を会場に行われている全中軟式野球大会

全国から25チームが出場して19日から22日まで新潟市内3会場と三条市の三条パール金属スタジアムの4会場でトーナメント戦が行われている。新潟県からは開催地枠で新発田市立本丸中学校が出場。三条パール金属スタジアムでは19日と20日に2試合ずつ、計4試合が設定された。

国定三条市長の始球式

19日は国定勇人三条市長が始球式を行って試合開始。第1試合は午前9時から行われ、福井県の鯖江市中央中学校と群馬県の沼田市立沼田西中学校が対戦した。この日の三条の最高気温は、32.4度の厳しい残暑だったが、それぞれの応援は屋根のない1塁側と3塁側のベンチの上に陣取った。

福井県・鯖江市中央中対群馬県・沼田市立沼田西中戦

両校は金管楽器こそないものの、太鼓をたたき、声援を送り、噴き出す汗も気にせずに応援を続けた。金管楽器の部分は声で代用するなどにぎやかで、準決勝、決勝を残すだけとなった全国高校野球選手権大会を連想させた。

応援団はそれぞれのベンチの上に陣取る

NHKの大河ドラマ「真田丸」にちなんだ「真田の里　上州沼田」とあるのぼり旗や六文銭の旗も掲げ、ご当地色も表れていた。

翌20日、三条パール金属スタジアムでは午前10時から石川県・かほく市立宇ノ木中学校対千葉県・松戸市立常磐平中学校戦、正午から静岡県・東海大附属静岡翔洋高等学校中等部対京都府・京都市立桂中学校戦が行われる。

沼田市立沼田西中の応援団はNHKの大河ドラマ「真田丸」にちなんだ「真田の里　上州沼田」とあるのぼり旗や六文銭の旗を掲げた

誰でも無料で入場、観戦できる。出場校は投手を見ても高校かと見間違うほどの球速で、小学生、中学生の球児には大いに参考になりそうだ。