燕三条のものづくりに全国から注目が集まる工場の祭典と新潟博覧会が同時に開幕 (2016.10.6)

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4年目となる「燕三条 工場の祭典」が6日、開幕した。会期は9日までの4日間。これまでの「工場」78拠点に加えて新たに農業の「耕場」13、燕三条の産品を購入できる「購場」5の計96拠点を開いている。

「燕三条 工場の祭典」の拠点、三条ものづくり学校でオープニングセレモニー
「燕三条 工場の祭典」の拠点、三条ものづくり学校でオープニングセレモニー

午前8時半からことしの工場の祭典の拠点施設、三条ものづくり学校の正面玄関前でオープニングセレモニーを行い、関係者ら40人近くが出席。紅白のテープに代えてブドウのつるに三条市の小林製鋏株式会社が製造した剪定鋏(せんていばさみ)でテープカットを行い、校舎に掲示した大伸ばしした工場の祭典のポスターの除幕も行った。

山田立実行委員長は「町工場で、農家で、さらには販売の場でお客さまとさらには職人が産地を超えて日本中、あるいは世界中のお客さまと接点をもち、それがひいては燕三条の魅力発信につながるのでは」と工場の成果の祭典に期待した。

段ボール箱を積み上げた白い壁にプロジェクションマッピングで工場の祭典を象徴するピンクのストライプを映し出す
段ボール箱を積み上げた白い壁にプロジェクションマッピングで工場の祭典を象徴するピンクのストライプを映し出す

海外からの注目、来場者も年々、着実に増えており、6日も開場して間もなく、南アフリカの若い男性3人が来場した。ネットで工場の祭典の情報を見つけ、ひとりは台湾に住んでおり、その男性を頼って訪れたらしい。3人とも日本は初めてで、ほとんど日本語は話せないながらもしっかり三条ものづくり学校にたどり着き、新潟博覧会の会場でじっくり商品を見学していた。

大日本市博覧会・第4回「新潟博覧会」の会場
大日本市博覧会・第4回「新潟博覧会」の会場

あわせて三条ものづくり学校の旧体育館、多目的ホールでは同じ4日間、株式会社中川政七商店(中川淳社長・奈良県奈良市)が大日本市博覧会・第4回「新潟博覧会」を開催。同社はことし300周年を迎えた手績み手織りの麻織物を扱う奈良の老舗で、今は幅広く生活雑貨を扱い、業界特化型経営コンサルティングや企業のオリジナル商品・ノベルティの製作も手掛けている。

 新潟博覧会は平日にもかかわらず大勢の来場
新潟博覧会は平日にもかかわらず大勢の来場

毎年開いている「大日本市」に加えてことしは全国5地域をめぐる博覧会を開いており、新潟博覧会はその4会場目。6社とコラボレーションした1491点の商品をはじめ通常、扱っている21ブランドの商品を展示販売し、燕三条のアイテムの展示販売も行っている。

昨年、初めて工場の祭典に参加した「サントク」と呼ばれて知られる鋳造を手掛ける三条特殊鋳工所は、昨年は3日間で延べ400人もの来場者を集める人気だった。ことしは4日間、毎日午前9時、11時、午後1時半、3時半の4回、公開している。

 1日4回、工場を開放している三条特殊鋳工所
1日4回、工場を開放している三条特殊鋳工所

6日の午前11時からの公開には30人近くが参加した。内山照嘉社長の説明で、砂で鋳型を作ってからそこに溶けた金属を流し込んでダッチオーブンを作る工程を見学した。1,500度以上に熱せられてまぶしいほど光るどろどろに溶けた鉄を中心とした材料が鋳型に流し込まれるようすは迫力満点で、ものづくりのすごみをわかりやすく見せてくれる。

見学のハイライト、燃える赤く光る溶かした材料を砂型に流し込む作業
見学のハイライト、燃える赤く光る溶かした材料を砂型に流し込む作業

求職する若者を支援する三条地域若者サポートステーションは、工場の祭典ツアーを企画し、8人の若者が参加。見附市から参加した19歳の女性は「いろんな仕事に興味があるので、いろいろと工場を見て回りたい」と話した。

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