三条市域除雪機械安全運行祈願祭と出動式で安全を願う (2016.11.18)

降雪期を前に三条市建設業協会（外山誠一会長）などは18日、三条市厚生福祉会館で三条市域除雪機械安全運行祈願祭と出動式を行い、市道、県道、国道の除雪を担当する市職員や業者、保育園児など約70人が出席し、今シーズンの安全運行を願った。

新潟県建設業協会三条支部との共催で、午前11時から館内で三条市・神明宮の三上行雄宮司が神事を行い、続いて駐車場に整列したロータリー除雪車や除雪ドーザーなど6台を前に出動式を行った。

国定勇人三条市長はあいさつで、昨シーズン1月24、25日の異常降雪を振り返った。災害級の深刻な状況で、北陸自動車道の閉鎖、慢性的な渋滞が発生して除雪もままならず、三条市内全域で2日間わたって生活機能が完全にまひした。

精いっぱい除雪機能をフルに回転してもらったが、それを上回る降雪に多くの苦情が寄せられたことに心を痛めた。その2日間の状況を逆手にとれば、除雪は生活に不可欠であり、社会的な環境整備だと痛感したと述べ、この冬も健康に注意し、三条市民の生活を守ってほしいと激励した。

県三条地域振興局地域整備部長、三条署長、三条市自治会長協議会会長などのあいさつに続き、市道、県道、国道の除雪者を代表して3人が安全宣言を行い、「三条市域に住んでいる皆さまが、安全に安心して生活できるよう冬期道路ネットワークの確保に力を合わせて取り組むことを誓います」と宣誓。

3人に、旭保育所の幼児が、「雪のお仕事、ケガをしないように頑張ってください」と手作りの大きな金色の鍵を手渡し、年長児と年中児の24人がよさこいソーランの遊戯を披露し、除雪にたずさわる参加者を応援した。