弥彦村のふるさと納税の寄付金額が3億円突破 (2017.1.5)

今年度の弥彦村のふるさと納税「がんばれ弥彦ふるさと寄付金」は、昨年末までの寄付金額が3億円を突破。残り3カ月を加えれば昨年度実績の3倍に達する勢いだ。

ふるさと納税「がんばれ弥彦ふるさと寄付金」の返礼品で人気は特別栽培米「伊彌彦米」など弥彦産のコメ

昨年末までの寄付は、2万7,492件の合わせて3億0,002万2,000円。昨年度実績の1万0,656件、1億1,434万円のそれぞれ2.5倍を超えている。返礼品は弥彦産のコメのコシヒカリ、ことし10月の新米から販売が始まった特別栽培米「伊彌彦米」、あるいはそれと清酒とのセットがほとんどを占める。

件がまとめた昨年11月までの今年度のふるさと納税の市町村別の実績は、金額で燕市が1位、弥彦村は8位となっている。

近年、全国の自治体がふるさと納税制度の返礼品競争に参入し、弥彦村は一昨年6月からふるさと納税サイト「さとふる」に登録し、返礼品を拡充して参戦。昨年度は、前年度の寄付8件の29万円から金額ベースで400倍と爆発的に膨らんだ。

返礼品があるので実質的な村の収入は寄付金額の4割足らずになるとはいえ、昨年度の村民税収入は3億0,500万円だったので、今年度はすでにそれに匹敵する寄付金額に達している。

村では昨年度と比べてことしはさらに大きく寄付が増加している理由について、昨年度は年度途中から力を入れたこと、弥彦村のふるさと納税が周知されてきたこと、返礼品を昨年度の19品増の61品に増やしたこと、さらには一昨年12月にバラエティー番組「笑ってこらえて！」のダーツの旅のコーナーで弥彦村のコメが紹介されたことも奏功したと見る。

担当者は「コメの反響が大きい。去年おいしかったからとリピーターや口コミもあったのか、もしくは歳暮にも好まれたのか」とも。「村の財政に有益であることは間違いなく、さらに返礼品を増やし、弥彦村を良くしたいとふるさと納税に寄付をいただいた人の気持ちにも応えていきたい」としている。

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