都内コンシェルジュが燕三条地域でインバウンドの訪問アドバイス、燕三条駅にもわくわく (2017.1.24)

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経産省関東経済産業局は、都内高級ホテル・コンシェルジュと連携した富裕層をターゲットとしたインバウンド事業として24日、グランド ハイアット東京コンシェルジュの阿部佳さんが燕三条地域の工場を訪問している。

玉川堂を訪問したグランド ハイアット東京コンシェルジュの阿部佳さん
玉川堂を訪問したグランド ハイアット東京コンシェルジュの阿部佳さん(左の女性)

阿部佳さんはフランスのホテルコンシェルジュのネットワーク組織であるレ・クレドール インターナショナルの名誉会員で、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授でもある。

燕市で鎚起銅器の玉川堂に始まり、金属洋食器の山崎金属工業、三条市で包丁のタダフサと高級箸のマルナオのメーカー4社を訪問している。玉川堂では工場見学を行い、鎚起銅器の製造工程を目の当たりにしている。

玉川堂の鎚起銅器製品を見学
玉川堂の鎚起銅器製品を見学

鎚起銅器について阿部さんは「わたしにとってはツールというよりアート」で、職人の話を聞いて「ぞくぞくする思いだった」。「お客さまと地域の真ん中にいて、その距離をどう縮めようかと思っている。いろんな意味ですごく刺激になった」と話した。

地域の観光の在り方については「本気で観光を考えている地域がつながらないと地域観光はうまくいかない」、「自慢を整理することがまず大事。そのうえで地域のネットワークをつくってくださること。首都圏と結ぶことを考えるのではなく、地域のなかで面で人を迎えられるつながりをつくってくださることを今いちばん求めている」。

さらに「わたしどももたったひとつのために人に遠くへ行っていただくことはできない」と協力して地域の魅力を高める取り組みを求め、「この地域でなければない魅力をきちんと整理して帰りたい」と話した。

また、地元では閑散としていると言われることの多い燕三条駅については、「新幹線の駅を降りてわくわくしたのは初めて」、「土地のものがそこで見られる駅はなかなかない」と阿部さんの感想は正反対。2階のショーケースに並ぶ地場産品や燕三条Wing、そのなかにある観光案内所を高く評価し、それらをもっと目立つようなアピールを求めた。

阿部佳さん
阿部佳さん

関東経済産業局は、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に向け、ゴールデンルートに飽き足らない外国人富裕層を関東各地へ誘客支援する仕組みを構築する。外国人富裕層のニーズを知るコンシェルジュから目利き力を生かした地域資源を磨き上げるためのアドバイやおもてなしの心を通じた地域の魅力紹介により対象地域へのインバウンド拡大を支援しようと今年度、この事業を実施している。

昨年11月に埼玉県秩父地域、12月に茨城県霞ヶ浦・筑波地域で行ったのに次いで燕三条地域で行っているもので、翌25日は新潟地域を訪問して今年度は終わる。


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