飯田小3年生が自分たちでふ化させた稚魚を含むサケの稚魚約1万5,000匹を五十嵐川に放流 (2017.3.10)

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三条市立飯田小学校の3年生18人は9日、自分たちでふ化させたサケの稚魚500匹を含む約1万5,000匹を五十嵐川に放流し、産卵のために遡上(そじょう)する4年後の再会を願った。

 五十嵐川に鮭の稚魚を放流する飯田小3年生
五十嵐川に鮭の稚魚を放流する飯田小3年生

火焔土器に代表される縄文をキーワードに、三条市など信濃川中流域の市町村が交流・連携をはかる信濃川火焔街道連携協議会が主催する「カムバックサーモン事業」の一環。縄文時代の重要な食糧だったサケを現在の信濃川とその支流によみがえらせようと毎年、地域の小学生とともに稚魚を放流している。

飯田小は昨年11月に五十嵐川漁業協同組合(飯塚喜一組合長)からサケに教えてもらい、ふ化場で採卵した卵を分けてもらった。教室の水槽でふ化に挑戦し見事、稚魚がふ化に成功。児童が交代で水替えや1日4回のえさやりを続け、休日も児童に代わって担任教諭が続け、みんなで大切に育ててきた。

放流されて五十嵐川を泳ぐ稚魚
放流されて五十嵐川を泳ぐ稚魚

稚魚との別れとなる放流は、三条市白鳥の郷公苑に集合。ぼたん雪が激しく降るなか、児童が育てた5センチ前後の稚魚と同漁協でふ化させた稚魚を小さなバケツに入れてもらった。

児童はハクチョウが羽を休める五十嵐川の河川敷に降り、雪解け水の清流にバケツを半分ほどつけ、「頑張ってね」、「元気でね」、「食べられないでね」、「帰ってこいよ」と声をかけて名残を惜しんでサケを放した。

 ハクチョウが羽を休める五十嵐川で
ハクチョウが羽を休める五十嵐川で

サケを放流して少し寂しくなると言う児童は「わたしたちが中学1年生になっている4年後に戻ってきてほしいから、会えたらいいね。再び会いましょう」という気持ちで放流したと話していた。


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