三条市長不起訴処分、書類送検が公になったことに不快感 (2017.3.29)

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昨年10月に行われた新潟県知事選挙の告示前に、自身のブログで特定候補者への投票を呼びかけたとして、公職選挙法違反(事前運動)の疑いで書類送検されていた国定勇人三条市長(44)は28日、不起訴処分となったことを明らかにし、コメントを発表した。

昨年11月に、同ブログの内容について事前選挙運動にあたるのではないかと三条市の市民グループが新潟県警に告発し、書類送検されたもの。

28日付けで不起訴処分の告知書が届いたとして、コメントを発表した。コメントは次の通り。

不起訴処分に対する三条市長コメント

昨年10 月の新潟県知事選挙において、公職選挙法違反である告示前の事前運動をした疑いにより三条市長が告発された件について、この度不起訴処分となったことを受け、別紙のとおり三条市長のコメントを送付いたします。

私三条市長が昨年10 月の新潟県知事選挙において、公職選挙法違反である告示前の事前運動をした疑いにより告発された件について、不起訴となったことを一部報道により知ることとなり、すぐさま新潟地方検察庁に問い合わせし、平成29 年3月28 日付けで、不起訴とする処分告知書が届きました。

今回の件につきましては、通常の捜査機関における事案と異なり、国民の誰もが可能な制度に基づき行われた事案であったことから、不起訴という結果は十分想定していたところであります。ただ、今回の事態を踏まえ、行政の執行者として、今まで以上により一層遵法意識を持ちつつ、市政運営に当たってまいります。

なお、今回は通常の捜査機関による捜査手続と異なり、告発された場合は法律に基づき自動的に送検されることから、通常であればその手続過程の中で公表されることはないと警察から聞いておりますが、それにも関わらず、今回の書類送検が私自身も知ることなく公になったことは、その経緯を捉えると、言わば印象操作にも通ずるところがあり、強く遺憾に感じているところであります。

この公に至った経緯については、報道の取材元と思われる捜査関係者でもある県警本部に照会し、不快の念を伝えたことを申し添えます。


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