燕市長定例記者会見で東日本大震災避難者への支援金支給や「福服BOOK」など13項目 (2017.3.29)

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鈴木力燕市長は28日、定例記者会見を行い、東日本大震災避難者への支援金支給、「福服BOOK」など13項目を発表した。

 記者会見する鈴木市長
記者会見する鈴木市長

東日本大震災避難者への支援金支給は、31日で東日本大震災に伴う自主避難者に対する応急仮設住宅の供与が終わることから、避難者の生活再建を支援するために市に寄せられた義援金を「燕市東日本大震災避難者支援金」として一時金を支給する。

対象は東日本大震災発生時に岩手県か宮城県、福島県に住所があり、この4 月1日時点で燕市内で避難生活を送っている世帯で、3月28日現在での対象は30世帯の74人。

支給額
単身世帯 1 世帯当たり10,000円
2 人以上の世帯 1 世帯当たり30,000円
高校生以下の 世帯員がいる世帯 校生以下の世帯員 1 人当たり10,000円を加算
借上げ住宅供給が終了した 世帯で、新たに民間賃貸住 宅等と契約する世帯 1 世帯当たり 120,000 円を加算

支給額は単身世帯は1世帯当たり10,000円、2人以上の世帯は1世帯当たり30,000円。さらに高校生以下の世帯員がいる世帯が高校生以下の世帯員1人当たり10,000円を加算し、借り上げ住宅供給が終了した世帯で新たに民間賃貸住宅などと契約する世帯は1世帯当たり120,000円を加算する。

支援金の財源は市民から寄付を受けた東日本大震災燕市義援金を充てる。義援金の総受付額は1億0583万6878円で現在の残高は583万4129円。今回の支援金の給付総額は約200万円となる見込みで、なお残る300万円近くは日本赤十字社と、交流のある南相馬市に送金する予定。

「福服BOOK」は、古着などを売却し、その利益で保育園などへ絵本を贈る事業をスタートする。市では古布回収は綿・絹100%の製品に限って行っているが、それ以外のごみとなってしまう再使用可能な革製品を含む古着などを活用。ごみの減量化や資源の活用を図り、古着は東南アジアなどで活用され、さらに売却益で絵本の購入と「一石三鳥をねらった事業」と鈴木市長は協力を求めた。

「福服BOOK」の仕組み
「福服BOOK」の仕組み

回収は5月から11月まで、毎週日曜の午前9時から午後2時45分まで燕庁舎駐車場北側に専用コンテナを設置して引き受ける。回収品目は古着、くつ、かばんなど。このほかの発表項目は次の通り。

地域おこし協力隊員を2名採用

「道の駅国上」を中心とした国上地域の活性化、産業観光の推進を図るため、それぞれ1人ずつ、2人の地域おこし協力隊を採用。4月から活動する。より地域に密着するため、住居は空き屋バンクに登録されていた建物を借り、住まいとしてだけでなく、活動拠点としても活用する予定。また、移住促進を目的に1人の隊員の募集を4月から行う。

産後の育児不安を緩和する「産後ケア」をスタート

出産後の育児不安を和らげ、安心して産み育てられる子育て環境を支援するため、「産後ケア事業」をスタート。出産後に心身の不調がある人や、育児不安が強い人が対象で、医療機関で体調に関するケアや沐浴・授乳などの育児指導などのサポートを受けるられる。

不妊治療費の助成対象を拡大

現在、少子化対策の一環として特定不妊治療費の一部を助成しているが、助成対象を一般不妊治療まで拡大する。助成額は対象となる一般不妊治療費のうち自己負担額の1/2で、1年度につき10万円まで。助成回数は1年度につき1回(上限5回)。一般不妊治療は具体的にはタイミング療法、排卵誘発法、人工授精など。

子ども・若者相談窓口を開設

新たに小学生からおおむね39歳までを対象とした相談窓口「燕スマイル・サポート・ステーション」を開設する。これまでは相談窓口や相談員が変わって中学校卒業後の支援が途切れてしまうこともあったが、今後は切れ目のない支援を行うことができる。電話、窓口、メールなどでの相談のほか、状況に応じて家庭訪問も行う。

行方不明者の早期発見へメールサービスを開始

新潟県警察が行っている「はいかいシルバーSOSネットワーク」と連携して、行方不明者情報を「おかえりつばめ〜ル」として配信する。日常生活での目撃情報などを多くの人から得て早期発見を目指す。

おかえりサポーターステッカー
おかえりサポーターステッカー

ふるさと燕応援寄附金「お礼の品」が132品増加

今期の「お礼の品」は、寄附金額別のコースを5コースから15コースに細分化するなど見直しを図り、品目数は132品増の365品となる。15コースの寄付金額は1、2、3、4、5、6789、10、1214161820万円コース。赤字は新設定。

第75回「分水おいらん道中」を開催

4月16日にことしも地蔵堂本町通りと大河津分水桜並木で「分水おいらん道中」が行われる。4月8日から16日まで「つばめ桜まつり」と題し、市内各地で家族や友人と楽しめるいろいろなイベントを開催。毎年好評のJRの臨時列車は、4月13、14日の夜の運行に加え、15日は初めて昼間の運行が行われる。つばめ桜まつりでは8日に吉田ふれあい広場、9日に燕市交通公園とこどもの森で「さくらフェス」が行われる。また、夜桜ライトアップもある。

飛燕舞を使った甘酒が新発売

燕市独自ブランド米「飛燕舞」を使った米麹(こめこうじ)の甘酒が発売される。燕市の株式会社越後味噌醸造が製造するもので、500ml入り800円。4月16日の「ツバメルシェ with 分水おいらん道中」で先行販売され、20日に正式発売される。

越後味噌醸造が製造、発売する米麹の甘酒
越後味噌醸造が製造、発売する米麹の甘酒

夢や目標にチャレンジする青少年を支援

若者の主体的な活動を応援し、燕市の将来を担う人材を育成することを目的に活動費を助成する「羽ばたけつばくろ応援事業」を2015年度から行っている。今年度も小学生から20歳までを対象に若者の自由な発想と行動力があふれる企画を募集し、その活動費を助成。補助額は高校生から20歳までの個人が10万円まで、小学生から20歳までの団体が25万円まで。

産業史料館で「龍村(たつむら) 周(あまね) 織物展」を開催

4月22日から5月28日まで開催。紹介する織物(錦織)は、多彩な絹糸、金銀糸、箔を用いて華麗な模様が織り出された絹織物。京都の錦織老舗工房である龍村(たつむら)光(こう)峯(ほう)4代目、龍村 周 氏の作品を中心に、3代目の作品をはじめとする龍村光峯の歴史を語る展示となる。

BSN新潟放送の地域応援企画は燕市でスタート

開局65周年を迎えるBSN新潟放送は「ニイガタぞっこん宣言」をスローガンにテレビ・ラジオの放送を通じて地域の活性化をサポートするため、県内の自治体とタイアップして地元の情報を連続して発信する取り組みが進められている。その第1弾として燕市が取り上げられ、4月10日から16日まで1週間を通して、連続で燕市の取り組みがラジオやテレビで発信される。

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