15日は弥彦に春を告げる湯かけまつり、弥彦温泉に泊まって16日は分水おいらん道中へ (2017.4.14)

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春の弥彦観光の幕開きを告げる湯かけまつりが15日(土)、ことしも弥彦村の温泉街を中心に行われる。神湯を載せて練り歩く湯曳き車(ゆひきしゃ)を観客も一緒になって引くことができ、一般参加も大歓迎だ。

湯かけまつりと桜まつりのちらし
湯かけまつりと桜まつりのちらし

午前11時に弥彦公園内にある弥彦温泉発祥の湯神社で祭典を行って始まる。湯神社からいたいだた神湯で木桶を満たし、JR弥彦駅前へ運んで湯曳き車に載せる。

一般参加も含め午後0時半に駅前に集合。0時45分から出発式を行い、芸妓連手踊りを行い、1時に湯曳き車を中心とした行列が出発する。停車場通り、外苑坂通り、神社通りと、弥彦神社まで約1キロの道のりを進む。

行列を主導するのは、弥彦神社氏子青年会(三方剛会長)。「えんやー!」のかけ声とともに湯曳き車の前後にある綱を引いて進む。あわせて白丁を着た会員が神湯を含ませた青笹を観客に払いかける。神湯は厄除開運、無病息災、学業成就などのご利益があるとされ、観客は頭をさげて払いを受ける。

一般参加はその場で参加を受け付ける。湯曳き車の前側の綱を引くが、繰り返し後ろの綱を引く氏子青年会がいたずらして逆方向に綱を引き、綱引きのようになって一般参加者を楽しませる。

13日の停車場通りのサクラはほぼ満開
13日の停車場通りのサクラはほぼ満開

ほかにも木遣りと妓芸による踊り、たる太鼓もあり、弥彦神社境内に入ったら階段を上る手前の手水舎(ちょうず)のところで神湯を湯曳き車からみこしに写し、そこから舞い込むように拝殿前まで駆け上がる。最後にみこしを激しくもんでから参拝して3時半に終わる。参拝者には神湯を分けるので、希望する人はペットボトルを持参する。

これにあわせて行列の通過地点にある多目的施設「ヤホール」では、午前11時から午後2時まで桜まつりを行い、屋台も出店してステージでは弥彦山太鼓、弥彦よさこい「添弥」、新潟市を拠点とするボーカル&ダンスユニット「ケミカル リアクション」、弥彦芸妓手踊り、キックボクシングチャンピン伊達皇輝さん、フラダンス「フラハラウ」などが次々とパフォーマンスを繰り広げ、弥彦村商工会による豚汁のふるまいもある。

湯かけまつりは30年余り前、弥彦衰退の危機感から活気を取り戻そうと始まった弥彦オリジナルの行事。ことしで31回目になる。弥彦神社で毎年4月18日に奉奏される国重要無形民俗文化財の「大々神楽(だいだいかぐら)」とあわせた春の弥彦観光の目玉として年々、人気を集めている。

サクラと弥彦駅の駅舎
サクラと弥彦駅の駅舎

翌16日(日)は、燕市分水地区で分水おいらん道中が行われる。昨年もそうだったように日曜開催の湯かけまつりと同じ日に行われることが多かったが、定住自立圏構想を進め、観光でも歩調をあわせる燕市と弥彦村。ことしは先に分水おいらん道中が例年通り4月の第3日曜の日程でPRを進めていたことから、湯かけまつりを1日前の土曜に早めた。これにより土曜は湯かけまつり、弥彦温泉に泊まって日曜は分水おいらん道中にという1泊2日の燕・弥彦観光の形ができた。

来年も同じ日程にするかは決まっていないが、3年間は日程がぶつからないように調整して観光客の動向を見ることにしている。

毎年1万人前後の人出があり、昨年はあいにくの風雨に見舞われたが、約7千人が訪れた。予報では雨の心配はあるが、停車場通りでは満開のサクラが歓迎してくれる。大勢の来場を呼びかけている。

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