もうまちがえない！「木場小路萬燈組」と「横町萬燈組」よくわかる比較表【きよ里リポート】 (2017.5.23)

• 襦袢じゅばんは赤地に白い花を散らした模様。
• 帯はブルー。
• 浴衣の下に着けた三つ巴紋みつどもえもんの前掛けがよく見えるように、前の合わせをかなり開いて裾を端折はしょっている。
• 「よーいとな」の合いの手は、感情を抑えたような落ち着いたトーン。
• 「吾妻流の男踊り」を基本としている。体の大きさが異なるお玉でも、腕や視線の角度、タイミングが正確にそろうように指導されており、集団踊りの様相が強い。
• 髪の長さはあごくらいのおかっぱで、頭頂部だけを結い上げているお玉が数人いる。髪飾りは紅白。

• 襦袢じゅばんは赤い鹿の子かのこ。
• 帯はピンク。
• 木場小路と同じく三つ巴紋みつどもえもんの前掛けをつけているが、前の合わせがじゃっかん深く、脚を広げたときしか見えないおどり子もいる。
• 「よーいとな」の合いの手は高めの掛け声で愛らしい。
• 「花柳流の女踊り」を基本としている。全体に振りがおとなしいなかに飛び跳ねる動きがアクセントになり、しなやかでのびのびした印象。
• おどり子全員、髪が長く、全体を高く結い上げている。髪飾りはピンクと赤。

• 龍に三つ巴紋みつどもえもんの浴衣。
• 思い思いの襦袢じゅばんを着て、お玉と同じく片脱ぎにしている（着ていない人もいる）。
• 若手はピンクの帯。総代は紫紺、役員は紺。その他に水色の人も。
• 手ぬぐいを鉢巻きにしている人が多い。
• 金髪、茶髪、香水の香り、お玉とひょっとこのメイクを模す（宵宮の日のみ）など、派手で若々しい印象。

• 歌舞伎の隈取くまどりに「横若」の浴衣。
• 襦袢じゅばんを着ている人もいるが肩は脱がない。
• 若手は黄色の帯。総代は赤、役員は紺。黄緑色の人も。
• 手ぬぐいを頭に巻く、首にかけている、使わないなど、組内でも3つの町内によって微妙な違いがある。

お玉以外は男性のみ。

お玉を守る「金棒」は小学校低学年の男児。頬を桜色に塗り、鼻筋におしろいを塗った祭化粧をしている。

おどり子の経験者（中学生〜20代くらいの女性）が笛や囃し手はやしてとして参加している。

そろいの浴衣地で作ったはっぴを着用し、踊りの披露のときは萬燈の後ろで飛び跳ねたり合いの手を入れたりして盛り上げる。

「金棒」と「ひょっとこ」がいるのは同じだが、横町の金棒は化粧をしていない。

• 中心に「戸隠神社」の額。
• 青と赤の三つ巴紋みつどもえもんのちょうちんを掲げる。

• 中心に龍の幕が巻かれている。
• 大きさはじゃっかん小さめ。