三条市に生まれ育ったミス・ユニバース新潟代表の駒形悠さん (2017.5.29)

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「2017ミス・ユニバース・ジャパン」の新潟代表に選出された三条市出身の駒形悠(はるか)さん(25)=東京都在住=は、7月3日にホテル椿山荘東京で行われる全国大会に向けてレッスンなど準備に忙しい。

三条市のステージえんがわでミス・ユニバース新潟代表の駒形悠さん
三条市のステージえんがわでミス・ユニバース新潟代表の駒形悠さん

三条市の旧南小学校、第一中学校を卒業した生粋の三条っ子。県立加茂高校から東京都・共立女子大学国際学部に学び、都内でOLに。働きながら英語を勉強し、TOEICで830点を取るまでになった努力家だ。

昨年9月25日に行われた新潟大会に出場した12人のファイナリストの頂点に立った。身長173センチで抜群のプロポーション。どこいても注目を集めるほどの恵まれた容姿だが、セルフイメージはかなり遠い。

中一まで太っていて、高2までめがねをかけていた。「目立たなかった」と駒形さん。「あがり症で人前に出るのが苦手だった」、「わたしなんかがって、ずっと思っていた」とネガティブな言葉が続く。

 三条市のステージえんがわでミス・ユニバース新潟代表の駒形悠さん

英語の勉強が終わって24歳。それまでミス・コンテストに出場したことがないどころか、モデルのアルバイトもしたことがなかった。「華やかな世界に飛び込むんだったら最後だなと。苦手なことを克服できたら」とミス・ユニバースにチャンレンジした。

新潟代表に選ばれて「今まで疎遠だった友だちだけじゃなく、そのお母さんも連絡してくれたりして、そんなことがうれしい」と喜ぶ。

ミス・ユニバースは外見だけでなく、知性や感性、人間性など内面が重視される。取り組むなかでボランティアにも興味をもつようになり、三条市・障がい者居住支援拠点施設「長久の家」を訪問し、講演したり利用者と交流したりした。

 三条市のステージえんがわでミス・ユニバース新潟代表の駒形悠さん

4月末にすでにアルバイトになっていた会社を退職した。プロ野球観戦が趣味で、お気に入りはロッテと日本ハム。6月20日には全国大会に向けた出場者の合宿が始まり、忙しくレッスンなどに忙しいため、5月初めに野球も見納めにした。好きなイチロー選手の名言集を読んで読書感想文を書いたこともある。「落ち込んだときにはスポーツ選手のメンタリティーが参考になります」。

そうした学びから、全国大会の頂点に立つには、より高い目標を掲げる必要があると考え、駒形さんは「世界大会へ行きます」ときっぱり。「今まで上昇志向がなく、できないことから逃げていました」と打ち明けるが、「迷ったり悩んだりしたこともありますが、今は絶対、優勝をと思っています」と吹っ切れた。

その後について今のところプランはない。仮にグランプリがとれなくても「それまで通りふつうに戻るだけ」。写真などで駒形さんを見る限りは雲の上の人のようで取っ付きにくい印象だが、話してみると気さくで親しみやすく、「そんなところは、どんなに上にいっても変わらないようにしたい」。

駒形さんに驚いて集まってきた親子連れとも気さくに記念写真に収まる駒形さん
駒形さんに驚いて集まってきた親子連れとも気さくに記念写真に収まる駒形さん

ミス・ユニバースは遠い存在と思われがちだが、「わたしが優勝することでミス・ユニバースに興味をもち、応募してみようと思う人が増えればいい」とも話している。

ミス・ユニバース・ジャパンでは、オンラインで全国大会ファイナリストに投票できるWEB対戦を行っている。ランダムに表示されるファイナリストの勝者をクリックして選んだり、各ファイナリストのページで1つ星から5つ星を投票で評価できる。


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