嵐渓荘の床上浸水は誤報 (2017.7.18)

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大雨による被害が相次いだ18日、朝のテレビニュースで三条市長野、越後長野温泉「嵐渓荘」が床上浸水し、宿泊客が避難したとの報道があったが、実際には朝までに大雨による被害はなかった。

通常通り営業している嵐渓荘
通常通り営業している嵐渓荘

嵐渓荘によると誤報の経緯はこうだ。まだ暗いうちに、はけきれない雨水がすき間から入り、1階のカーペットに染み込んだ。それを見つけた宿泊客が川の水と勘違いし、フロントに声をかけたが、たまたま不在だったため、一刻も早くと知らせようと直接、三条市消防本部へ通報。消防本部では大雨による被害と把握し、報道機関からの被害の問い合わせに嵐渓荘が床上浸水と伝えたということのようだ。

同旅館には、ニュースを見たなじみ客や関係者などから心配の電話がかかってきて、対応に追われていた。また、被害を心配した宿泊客からのキャンセルが出ることを心配していた。

被害のニュースは午前7時の放送で伝えられたが、その後、事実と違っているとちがうことを旅館が伝え、消防本部が訂正し、放送でも訂正が伝えられた。

2011年の7.29水害では、嵐渓荘わきを流れる守門川があふれて床上浸水したが、今回は朝までに、川の水があふれたりすることはなかった。

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