三条市は文化、芸術の一番星育成事業の一環で10日午後2時から三条市中央公民館で一番星コンサートを開き、同事業の育成支援を受けている中学生や一般公募者によるピアノ、フルート、声楽の演奏や講師のピアニストによる特別演奏を聴いてもらう。
一番星育成事業は、スポーツ、文化・芸術、学びの各分野で日本、世界に通用するフロントランナーを生み出す土壌をつくり、子どもたちの夢や希望の実現をに支援しようというもの。ピアノ教室は国内でも一流の講師を招いて開き、教室修了後に受講生の総仕上げの発表会の意味合いも兼ねて毎年、コンサートを開いている。
4年目のことしは参加者はひとりだけ、新潟大学附属長岡中3年渡辺加奈子さんが出演してピアノのレッスンの成果を披露するほか、一般公募で応募した渡辺さんが同じ学校で同学年の佐藤有香さんが声楽のソプラノで出演する。
さらに未来に羽ばたく若手音楽家として、いずれも三条市出身の20歳代の国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒のピアニスト外山江里さんと、桐朋学園芸術短大芸術科音楽専攻卒で同大学専攻科修了のフルートの高橋美紗さんがクラシックギターの渡辺茜さんと共演する。
特別演奏は講師を務めた国立音大教授の久元祐子さんに加え、田上町出身でロストック国立音楽大学を最優秀の成績で卒業し、2004年ローマ国際ピアノコンクール(青年の部)3位入賞したピアニスト品田真彦さんが出演し、連弾も披露する。午後4時15分終演予定、入場無料。