旧燕市役所吉田庁舎の燕市民交流センターの正面玄関にこの冬、初めてクリスマスにあわせた手作りのクリスマスツリーなどの装飾がお目見えし、来館者にクリスマスムードをプレゼントしている。
燕市民交流センターの正面を玄関を入ってすぐ右手には、燕市ボランティア・市民活動センターが設置されている。2015年からその活動協力者を養成する講座が開かれており、その修了生で結成した「センターサポーター」が装飾した。
正面玄関を入って右手の壁の前に、タケを円すい形に組んで作ったおとなの背丈ほどあるクリスマスツリーと、それより少し低い鉄棒のような形状のハンガーラックを利用した大きなクリスマスリースを展示。山や庭からとってきたマツの枝や松ぼっくり、植物のツル、さらに手作りのサンタクロースの飾りや手芸品を飾り、イルミネーションも点滅している。
建物正面向きの窓には、横に渡したひもに折り紙で作ったサンタクロースと長靴が下がるガーランドも。サンタクロースと長靴には来館者から自由に願いごとを書いてもらい、七夕の短冊のように自分でひもに下げてもらっており、その数は裕に100を超える。
センターサポーターには17人が登録している。もともとはサポーター同士が交流する企画を考えていたところから始まり、それには共同作業がいい、時期的にクリスマスツリーはどうかとなって、みんなで材料を集め、協力して飾り付けを行って11月29日から展示している。
総合プロデューサーは、ものづくりボランティアに取り組む燕市吉田地区に住む田中智子さん(57)。「知り合いにも声をかけて材料を集めてもらい、思惑通りに完成しました」と出来栄えに満足。「ボランティア活動を周知し、多くの人からボランティアに興味をもってもらって仲間づくりもできればいい」と期待する。
燕市民交流センターには燕市子育て支援センター「すくすく」もあるので親子での来館も多く、子どもたちにもクリスマスツリーは人気。早くもクリスマスの次は正月やひな祭りの飾り付けをとプランを練っている。クリスマスツリーは26日に片付ける。