燕運送株式会社(柳原秀治社長・燕市蔵関)のグループ会社、有限会社グローバル(同)は25日、チャリティーボウリング大会に寄せられた30万円を燕市社会福祉協議会(山岡重雄会長)が経営するふれあい喫茶「ぽぽ」の経営に役立ててほしいとのし袋に包んだ善意を柳原社長から山岡会長に手渡した。
グローバルは、燕運送のグループ会社のひとつで、人材派遣業やペット葬祭を行っている。毎年、チャリティーゴルフコンペを開いて集まった善意を燕市社協に寄付している。ことしは12月10日に長岡市・ヨネックスカントリークラブで開く予定だったが、大雪に見舞われたため急きょボウリング大会に代えて燕市井土巻の「ポップボウル県央」で開いた。
ボウリング大会に代えたのは5年ぶり2回目。50人が参加し、ガターなどのペナルティーとして1人2,000円を上限にチャリティーに協力してもらい、その後に行ったヨネックス提供のゴルフ用品ははじめ協賛企業が用意した商品のオークションを行って寄付にあてた。
グローバルとしての寄付は今回でちょうど10年目になり、それ以前も4年続けて燕運送として寄付している。柳原社長は運送業界は「業界は忙しく、人がいなくてなかなか仕事がはかどらない状況が続いている」とし、「これからは外国人や障害者など新しい人材を発掘していかなければならない。何とか障害者も雇用できればと思っている」と話した。
山岡会長は「地域住民の年末の募金とか意識が薄れ始めているので、今回の寄付を本当に喜んでいる」と感謝した。