神明宮春季大祭で古式ゆかしく三条神楽を奉納 (2018.4.29)

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28日は三条市・神明宮(三上行雄宮司)の春季大祭宵宮。夜は神楽が奉納され、ゆっくりと冷え込むなかで古式ゆかしく9つの演目を舞った。

神明宮春季大祭宵宮の神楽奉納
神明宮春季大祭宵宮の神楽奉納

市内6社に伝わる32舞の神楽は「三条神楽」として1963年に県指定民俗文化財に指定された。神明宮もその6社のうちのひとつで中心的存在。春と秋の大祭にあわせて一ノ木戸神明宮三条神楽保存会(笹川浩志会長)が神楽を奉納している。

会員は伶人7人、稚児12人。28日夜は午後7時半から拝殿向かって右の舞殿で「先稚児の舞」からもちまきもある「杵樹」まで9つの演目を舞った。2つめの演目の「宮清」はふるさとへ戻った新しい伶人が初めて舞うこともあり、衣装を新調。「深山錦」も主役の衣装を新調し、そのお披露目を兼ねた神楽舞になった。

神明宮春季大祭宵宮の神楽奉納

宵宮は大型連休初日。日中は青空が広がったが、三条の最高気温は平年を少し下回る18.0度。日没とともにじわじわ冷え込み、上着なしではいられない寒さになったが、近所の人たちが訪れて拝殿に陣取ったり、境内から見上げたりしてのんびりと神楽を鑑賞し、子どもたちは境内ではしゃいで走り回っていた。

本祭の翌29日は午後2時から大祭神事のあと12舞を奉納してもちまきを2回、夜は7時から9舞を披露してもちまきも行う。

神明宮春季大祭宵宮の神楽奉納

(佐藤)


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