田上町長選に勝った佐野恒雄氏が初登庁 20年ぶりに新町長を迎える (2018.6.22)

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3日の新潟県・田上町長選で当選した佐野恒雄氏(71)は任期初日の22日、初登庁し、20年ぶりに新たな町長を迎えた。就任のあいさつで職員に対して町民の幸せを求める環境づくり、明るく風通しのいい職場づくりに協力を求めた。

初登庁した佐野町長に職員から花束を渡す
初登庁した佐野町長に職員から花束を渡す

佐野町長は午前8時半に公用車で町役場に到着。50人を超す支持者らが出迎えに集まり、梅雨の晴れ間の抜けるような青空の下、正面玄関へ向かう佐野町長を大きな拍手と「頑張って!」、「おめでとう!」の声援で祝福し、エールを送った。佐野町長は笑顔で「ありがとうございます」と何度も頭を下げ、玄関前で職員から花束を受け取った。

支持者も出迎えに集まった
支持者も出迎えに集まった

さっそく町長室のデスクに座った。緊張のようすはありありで、町長の席の座り心地は「あんまりよくないですね。緊張してます。責任の重さで身が引き締まる思いです」と笑った。

町長の席に座った佐野町長
町長の席に座った佐野町長

続いて行った就任式で職員を代表して吉沢深雪総務課長が「私ども職員一同、微力ながらもそれぞれの職域で全身全霊を傾けて佐野町長を補佐、お支え申し上げてまいる覚悟でございます」と職員代表の歓迎の言葉を述べた。

職員を代表して吉沢総務課長が歓迎の言葉
職員を代表して吉沢総務課長が歓迎の言葉

佐野町長は就任のあいさつで、「とにかく幸せに暮らしたい。そう思うことはこれは誰もが共通して思ってること」で、「町民の方々の幸せを求める環境づくりそれを皆さんと一緒になってやっていかなければならない」とし、少子高齢化、人口減少に伴い、「この田上町が田上町として存在するために、とにかく皆さんのお力が必要」と職員の力に期待した。

佐野町長の就任のあしいさつ
佐野町長の就任のあしいさつ

一方で「どうも役場は敷居が高いという話をちょっと耳にする」とし、明るい職場、風通しの良い職場づくりをしようと求め、「皆さんとこれから一緒に新しい町づくりのために頑張っていきたい」と決意を示した。佐野町長のあいさつの全文は次の通り。

佐野町長の就任のあいさつ全文

あらためまして皆さんおはようございます。今ほどは登庁に際しまして皆さま方からご丁重なるお迎えをいただきまして誠にありがとうございました。感謝申し上げます。ありがとうございました。

このたび、町民の皆さま方から温かいご支援をいただいて町政のかじ取りをさせていただくことになりました。非常にあの、町長と言う責任の重さを1日1日、ひしひしと感じながらそれこそ身の引き締まる思いできょうを迎えたしだいでございます。

本当にあの、私自身、このきょうを迎えるまで1日1日、私自身も仕事を何をすべきかなと言うことを考えてきょうの日を迎えました。

まずとにかく、いちばんに考えたことは町民の方々の幸せでした。これがいちばんでございます。それこそ町民の方々のいわゆる幸せのために皆さま方が日ごろから一生懸命、町民の方々のために仕事をしていただいておるわけでございます。

まあ、これから田上町が新しく変わっていくためにはとにかく皆様方のお力が必要ですし、また私にとってはこれから町政を担うに当たって大切なパートナーであると思っております。どうかひとつ皆さま方から特段の力をお願いしたいなということをこの場でお願いをしたいなと、こう思っております。

それで私自身、このいわゆる幸せって何なのかなと。皆さん幸せって何なんだろうと思いますか。それぞれ思いは皆、別々だろうと思います。人それぞれ価値観が違うと同じように、それぞれの考える幸せってのは皆さんみんな違うんだろうと思います。

健康であること、良きパートナーに恵まれること、人の役に立つこと、人から求められること、いろんな幸せの形があると思います。それぞれ幸せを形作る要素ってのは価値観と同じように皆それぞれ違うんだろうと思います。

でも、共通して言えるってことは、とにかく幸せに暮らしたい。そう思うことはこれは誰もが共通して思ってることなんじゃないか。そんなことをこのいわゆるきょうまでのことで考えてきました。

それぞれ違う幸せの求め方っていうのはあると思いますけど、それをこの私ども皆さんと一緒になってその幸せを、町民の方々の幸せを求める環境づくりそれを皆さんと一緒になってこの環境づくりをやっていかなければならないということをつくづく感じております。

私自身、今回、ある意味では無謀な挑戦だったのかもしれません。でも、自分の人生を考えたときに、第二の人生を孫の世話、孫と一緒に過ごすのも人生だったかもしれません。でも私はこの田上で生まれ、田上で育てられてきました。

その田上の歩みを見てきたときに、今、自分でできることはあるんじゃないかなと。今だからこそ自分でやることがあるんじゃないかな、やるべきことがあるんじゃないかな、そういう気持ちをもって今回のいわゆる町長選に臨みました。

そしてこの町長選のなかで私自身が得たもの。それは当落に関係ないことなんですけれども、私自身、本当にかけがえのないものを得ることができました。それは何かっていうと人と人とのつながりの強さ、きずなの強さ。それをこのいわゆる選挙戦のなかで感じることができました。得ることができました。それは私にとって人生、本当にかけがえのない宝であり、財産であったなと、こんなふうに実は思っております。

これから田上町は大きく変わろうとするときに、とにかく皆さん方は勇気をもってひとつ、いろんなことに挑戦をしていただきたい。ということは、これから先ほども吉沢課長さんの方から話がありました。いわゆる少子高齢化、人口減少対策もひとつの大きな課題というよりも、最もこれから大きな課題です。

もうそれこそ10年後、20年後、30年後にこの田上町が田上町として存在するために、とにかく皆さんのお力が必要なんだなということをつくづく感じております。

これから皆さんとともに一緒になって田上町の町民の方々の幸せを考え、一緒にそれこそ働いていただきたいなと、そんなことをつくづく感じております。

そういうなかで、ひとつだけ皆さんにお願いがございます。とにかく明るい職場づくり。これを皆さんと一緒に職場づくりを考えていただきたい。どうも役場は敷居が高いと言う話をちょっと耳にします。

やはり、明るい職場づくり。これは皆さん一人ひとり、私を含めて一人ひとりが努力しないとできないと思う。風通しの良い職場、明るい職場、それを皆さんと一緒にひとつこの職場づくり、やっていきましょう。

それこそ、この明るい職場づくり、まあ私自身、いつも家族に言われるんですけども、お父さんいつも額ににまたきょうもしわが寄っているよといつも言われます。私が最もそれこそ不得意とするところなのかもしれません。私自身、それを家族にいつも言われて顔をつくってニコッとするんですけど。

やはり私自身が努力して皆さんと一緒に明るい職場づくりを努めていきたいなと、こう思います。皆さんもその点を十分、意識していただいて、明るい職場づくり風通しの良い職場づくり、それをみんなでひとつ、やっていきましょう。

そのことがいわゆる町民の方々の幸せにつながっていくんだろう、そんなふうに考えております。きょうは初めて登庁させていただいてちょっと緊張もしておりますが、皆さんとこれから一緒に新しい町づくりのために頑張っていきたいと思いますので、どうぞひとつ、お力を貸してください。よろしくお願いいたします。きょうは大変ありがとうございました。

(佐藤)


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