廃虚ホテル跡地に弥彦温泉駅前広場が完成して3つの弥彦の観光拠点が確立 (2018.7.3)

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弥彦村がJR弥彦駅前の旧やひこ観光ホテル跡地を整備し、広場、駐車場、足湯を備える「弥彦温泉駅前広場」が3日、竣工した。弥彦神社、ことし3月完成の「おもてなし広場」と合わせて3つの観光拠点が確立され、弥彦駅から弥彦神社まで新たな観光導線の形づくられた。

弥彦温泉駅前広場に完成した足湯
弥彦温泉駅前広場に完成した足湯

3日、現地で関係者ら20人ほどが参列して竣工式を行い、供用開始した。竣工式のあいさつで小林豊彦村長は、3つの拠点が完成し、「この施設の運営は弥彦観光協会にお願いするが、これを機に弥彦全体がますます活性化することを皆さんのお力をいただいて実現するようにお願いする」と求めた。

来賓祝辞で武石雅之村議会議長は「この春、完成したおもてなし広場と合わせて弥彦観光の大きな力となることを祈念する」、弥彦神社の渡辺吉信宮司代務者は「道具立てが整ったのであたたかい気持ちで礼賛者を迎え、おもてなししたい」、弥彦観光協会の神田睦雄会長は「皆さんから協力していただいて、駅前広場がすばらしいものになることを祈念する」とそれぞれ述べた。

完成した弥彦温泉駅前広場で竣工式
完成した弥彦温泉駅前広場で竣工式

完成した弥彦温泉駅前広場の工事費は3456万円で、うち1490万円は社会資本整備総合交付金を充てる。旧やひこ観光ホテルの敷地1,730平方メートルに、舗装した憩いの広場と21台収容の駐車場、緑地に囲まれた木造平屋建て八角形の24平方メートルの足湯を整備した。

足湯も八角形に配置し、中心にテーブルのある珍しいスタイル。源泉は温泉街の旅館で使っているものと同じだ。弥彦観光協会が運営し、無料で利用できる。朝は午前9時までには解錠し、午後6時に施錠。これで温泉街の足湯は、足湯はおもてなし広場、弥彦神社前の「四季の宿 みのや」と計3カ所が連なることになった。

竣工式であいさつする小林村長
竣工式であいさつする小林村長

旧やひこ観光ホテルは地上7階の鉄筋コンクリート造で、1967年ごろ建設された。99年に会社が倒産してから放置され、廃虚のようになって心霊スポットとまで言われた。弥彦観光の玄関口となる弥彦駅前の駅舎を出ると眼前に廃墟と化したホテルが現れ、観光に大きなマイナスとなっていた。

村民の多くが早期の取り壊しを願いながらも債権者が多く、解体の費用を負担する人もいなかったが、2015年に小林村長村長が就任するとすぐに解体に向けて取り組み、村では初めての公費による解体を決断。土地と建物を競売により400万円で取得し、1億1340万円で解体した。解体費用の4割は国の社会資本整備総合交付金を充てた。

八角形の足湯
八角形の足湯

それまで16年間にわたり放置されていた旧やひこ観光ホテルは、小林村長就任から3年で弥彦温泉駅前広場に生まれ変わり、まゆをひそめる廃虚ホテルは観光地にふさわしい環境を取り戻した。

(佐藤)


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