ことしで第10回になる三条市発の無料音楽フェスティバル「三条楽音祭（らくおんさい）」が9日(日)、三条市・中浦ヒメサユリ森林公園で開かれ、犬式やbirdをはじめとするアーティストやDJを含め11団体・個人が出演する。

午前11時開場で正午開演で、三条市の和太鼓グループ「三條太鼓 三小相承会」がオープニングを飾る。地元のダンスチーム「studio f KIDS DANCERS」がダンスを披露し、三条市の地域おこし協力隊でハンドパン奏者の久保田リョウヘイさんがウクレレやギターで歌うphokaさんと共演する。

午後5時50分からシンガーソングライターのbirdさん、7時25分から犬式が出演する。birdさんは1998年にミニアルバムを発表し、99年にソニー･ミュージックアソシエイテッドレコーズから「RealEyes」でデビューし、同じ年に発売のデビューアルバム「bird」で日本ゴールドディスク大賞を受賞した。夫はみうらじゅんさん。

犬式はレゲエのリズムと精神性をベースにしたジャムロックで、トライバルな肉体性を伴うサウンド。その中心となるフロントマン三宅洋平さんは原発問題に関心が高く、活動家としても知られる。

ワークショップやフードコートも三条楽音祭の大きな魅力。ワークショップは市内企業や団体を中心に、メタル盆栽づくり、廃材ミラーボール作り、ベーゴマ体験、新感覚ランニングイベント「RUNTRIPVIA」、焼き絵でキーホルダーとコースター制作体験、ボクシングのミット打ち、アフリカの体験「ジャンベ」体験、缶バッジ制作が行われる。

フードコートや物販には約40店が出店。地元のほかに県外からの出店も多く、南インドカレー中心のスパイス料理店、インドネシア・バリ島の屋台、タイの屋台などエスニック料理も味わえる。物販では犬式の三宅さんが店主を務める三宅商店も出店し、オーガニックな製品やエコで環境負荷の少ない商品を販売する。

また、ことしもスケートボードエリアを設け、長岡スケートボード推進委員会がランプを設置するランプで三条市出身の若手プロスケーター太田真史さんらがパフォーマンスを披露する。

ほかにもレゲエレコードの販売、折り紙造形作家のpocが会場デコレーション、三条市出身のラッパーSWAMPのMCなど多彩なイベントや取り組みで1日限りの異空間をつくりだす。

毎年恒例の音楽フェスで、昨年は3,100人が来場している。会場には関係者以外の駐車場はなく、代わりに指定の無料駐車場を用意し、会場との間を結ぶ無料シャトルバスを利用する。

臨時駐車場は三条市役所下田庁舎正面玄関、 （三条市荻堀830番地1）、飯田小学校正面玄関 （三条市飯田1000番地1）、ウェルネスしただ （三条市飯田1029番地1）、ヒメサユリの小径駐車場の4カ所。シャトルバスはこの4カ所のほかに燕三条駅三条口出てすぐ（タクシーロータリー入口）、三条市役所第二庁舎厚生福祉会館脇（市内巡回バス停が目印）、東三条駅北口の3カ所に停留所を設置する。

シャトルバスの運行時間はホームページの「アクセス・無料バス運行情報」で確認できる。タイムテーブルは次の通り。

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