燕市出身料理研究家の村山瑛子さんと開発した燕市の給食の新メニュー完成 (2018.11.1)

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燕市と燕市出身の料理研究家、村山瑛子さん(31)が「三ツ星給食プロジェクト」として開発した学校給食の新メニューが完成。1日の市内学校給食の献立に初めて登場した。

燕私立燕西小学校で児童と一緒に新メニューを食べる村山瑛子さん
燕私立燕西小学校で児童と一緒に新メニューを食べる村山瑛子さん

考案したメニューは仮称「トマみそカレー丼」。豚肉やタマネギ、キノコ、トマトをいため、みそとカレーで味付けし、季節の野菜のチップスをトッピング。素材はカレー以外ほぼは燕産を調達し、今回のトッピングは紫いものチップスを載せた。

村山さんの母校、燕市立燕西小学校では、この日の給食でお披露目会を開き、6年2組の教室で村山さんや鈴木力市長、仲野孝教育長も児童と一緒に机を並べて新メニューを味わった。児童にも給食を味わった。

新メニューの仮称「トマみそカレー丼」
新メニューの仮称「トマみそカレー丼」

鈴木市長は「燕の給食の定番、人気メニューになるように」とあいさつ。村山さんは4月から学校給食センターの職員や子ども広報の小学生記者から試食してもらい、燕市は金属洋食器の産地なのでスプーンで食べられる丼にしたことを説明した。

「みそは越後味噌(燕市)を使いました。ご飯は燕市の新米。夏にはトウモロコシご飯になったり、きょうは秋野菜のチップス。それぞれの野菜が合わさることによって味や食感が変わり、丼が違った表情を見せてくれる」、「季節感を皆さんで口の中で楽しんでほしい」と児童に話してからみんなで味わい、児童にも「おいしい」、「お代わりしたかった」と大好評だった。

鈴木市長も一緒に新メニューを
鈴木市長も一緒に新メニューを

燕市の学校給食ではソウルフードともいえる「鶏肉のレモンあえ」が人気。それと並ぶような特色があって子ども時代の思い出に残る人気定番メニューを開発し、給食に興味をもってもらおうと「三ツ星給食プロジェクト」と題して取り組んだ。

燕市は「広報つばめ」の2017年6月1日号の裏表紙の人の特集で取り上げたことのある村山さんに白羽の矢を立てた。村山さんは女子栄養大学食文化栄養学科卒。在学中に料理家の川津幸子さんのアシスタント、卒業後からSHIORIさんの専属アシスタントを務めるかたわら雑誌のレシピ提供、スタイリング、料理番組、映画の制作にかかわる。

昨年4月に独立。NHK「きょうの料理」に講師として出演し、月1でローカルテレビ番組「スマイルスタジアムNST」の料理コーナーにも出演している。

児童に新メニューを紹介する村山瑛子さん
児童に新メニューを紹介する村山瑛子さん

新メニューで心がけたのは「野菜をおいしく食べていただけるように」ということで、そこからアレルゲンフリーにこだわった。「アレルギー食材をいっさい使っていないので、6,000人すべての子がまったく同じ給食を食べている。おいしいものをみんなに共有してほしいという思いがあったので、そこがいちばん工夫したところ」と話した。

アレルギー食材を使わないという制約のなかでのレシピ作りは「めちゃくちゃ難しかった。みんなで同じものを食べれないとこの喜びは共有できないと思ったので、栄養士と話し合いながらやらせていただいた」と言い、「わたしがレシピを渡したときはいろいろ工夫をしないと一気に対応調理ができないという話があったが、給食センターの方々が工夫をしてくれて本当に私のレシピに近いかたちで出していただけたので、とれもうれしい」と喜んだ。

燕市ではこの後、少なくとも季節ごとに1回はトッピングを時季の素材に変えて新メニューを給食で提供していく考えだ。

(佐藤)

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