見附市の菓子店でも受け継がれる天神講菓子 (2019.2.21)

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学問の神とされる菅原道真の命日2月25日に学業成就などを願う天神講が全国各地で行われる。新潟県燕市では天神講で供える菓子の製造が受け継がれ、燕市の名物「越後つばめの天神講菓子」としてPRに努めて10年近くになるが、見附市の菓子店でも今も天神講菓子が製造、販売されている。

天神講菓子を販売する見附市の田の口屋
天神講菓子を販売する見附市の田の口屋

見附市内で天神講菓子を販売している菓子店のひとつが「田の口屋」(田之口格栄店主・新町3)。粉菓子と金花糖の天神、タイ、エビ、ダルマ、タケノコなどをかたどった10種類近くの天神講菓子を製造販売している。形は燕市で作られているものとほぼ同じ。着色は燕市のものに比べて淡くパステルカラーのようだ。

昭和初期の創業で天神講菓子は当初からずっと作り続けているらしい。田の口屋の知る限り見附市内では少なくともほかに4店が天神講菓子を作っているとか。ただ見附市の天神講菓子は粉菓子が基本。金花糖を作っているのは田の口屋だけのようで、田の口屋では天神講直前になると生菓子も用意する。

田の口屋の棚に並ぶ天神講菓子
田の口屋の棚に並ぶ天神講菓子

来店した長岡市・旧栃尾市出身の年配の女性も「栃尾でも売っていました。やっぱり懐かしくて」と天神講菓子を買い求めていた。天神講菓子を買うのは高齢の人が中心で、田の口屋では「本来なら親が買うんでしょうけど、孫のためにと買う人がほとんど。天神講が終わると春が来ないみたいな感じ」と言い、見附市でも今も天神講は春を告げる行事だ。

(佐藤)


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