燕三条JC制作映画の監督・鶴岡慧子の監督作品『まく子』が3月15日から全国ロードショー (2019.3.13)

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新潟県燕三条地域の燕三条青年会議所が2015年に制作した映画『ともに担げば』で監督を務めた鶴岡慧子監督が監督、脚本の映画『まく子』が3月15日から全国ロードショー公開される。


『まく子』は、直木賞作家の西加奈子が2016年に発表した同名の小説を原作とする作品。ひなびた温泉街の旅館の息子で、小学校5年生になるサトシ。女好きの父に反感を抱いていた。転入してきた美しい少女コズエに魅せられ、コズエから「ある星から来たの。」と打ち明けられる。

かけがえのない思春期を生きるサトシの葛藤とコズエとのせつない初恋を軸に、家族を愛しつつも浮気をする父、それを知りながら明るくふるまう母、道ならぬ恋をする若い女性、わけあり親子など、小さな町のどこか不器用な人々を映し出す。

県内では唯一、15日からユナイテッド・シネマ新潟(新潟市中央上近江4)で上映される。

燕三条青年会議所は2015年、市民の翼事業として初めての映画制作「燕三条フィルムプロジェクト」に取り組み、鶴岡監督に監督を依頼した。鶴岡監督は1988年長野県出身。立教大学で卒業制作として監督した『くじらのまち』(2012)が自主映画コンテスト、ぴあフィルムフェスティバルアワード2012でグランプリ&ジェムストーン賞をダブル受賞。東京芸大大学院映像研究科映像専攻に進んで発表した『はつ恋』は第32回バンクーバー国際映画祭でタイガー&ドラゴン賞にノミネートされた。

(佐藤)

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