長男を亡くしてもまゆ玉の寄付は継続 スナックマンマが三条市に10万円余り (2019.4.12)

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三条市本町2、本寺小路で「スナックマンマ」を経営する五十嵐敏江さん(74)が11日、ことしも来店客が現金をつけたまゆ玉の善意10万5,705円を中心市街地の活性化に役立ててほしいと三条市に寄付した。

まゆ玉の善意10万5,705円を中心市街地の活性化に役立ててほしいと三条市に寄付したスナックマンマの五十嵐さん

まゆ玉の善意10万5,705円を中心市街地の活性化に役立ててほしいと三条市に寄付したスナックマンマの五十嵐さん

午後1時半に五十嵐さんが市役所を訪れ、千円、五千円、一万円とお札が何十枚もぶら下がったまゆ玉を国定勇人市長に手渡した。なかには来店客がわざわざ買ってきたという板垣退助の百円札もあった。

まゆ玉は、毎年、店内に飾っており、ことしは1月4日から4月10日まで飾っていた。五十嵐さんが縁起物だからと数千円をさげたのが始まりで、来店客も紙幣や硬貨を枝にセロハンテープで張り付けるのが恒例となり、集まった善意を寄付して33年になるという。

五十嵐さんは、寄付の金額が最初のころは60万円から70万円になったこともあったと振り返りながら、金額は少なくなったが「継続は力なり」で、こうして30年以上もお客様の善意で続けられることは本当にありがたいことと感謝の気持ちを話していた。

五十嵐さんと国定市長
五十嵐さんと国定市長

また、寄付の贈呈はこれまで、同店が毎年開いている「〇周年チャリティ記念パーティー」のなかで行っていたが、昨年12月、アメリカに住んでいた五十嵐さんの長男が、がんにより49歳の若さで亡くなったことから、ことしは、開店34周年の同パーティーは行わなかった。

五十嵐さん自身も、4年前に早期の食道がん、その後に乳がんも見つかって手術を受けている。手術後は体重が減り、目標としていた体重50kgに4年かけてようやくたどり着いたと、近況を笑顔で話した。

懇談のなかでは、食道がんの情報交換の会を開きたいと考えていること、また、以前は本寺小路でダンスホールをしたいと思っていたことなども話し、「また来年は、35周年(チャリティパーティー)ができるように頑張っていきます」と約束していた。

(坂井)


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