三条祭り大名行列の奴が連夜の練習 (2019.5.12)

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5月15日(水)に行われる三条祭りの大名行列に向けて、行列を先導する奴(やっこ)を演じる三条先供組合(赤坂一夫会長)は、ことしも10日夜から本格的な練習を行っている。

三条祭りの大名行列を先導する奴を演じる三条先供組合の練習
三条祭りの大名行列を先導する奴を演じる三条先供組合の練習

三条市の八幡宮の春季例大祭の行事として毎年5月15日に行われている大名行列は、十万石の格式と伝わる。400人近くの隊列を編成し、15日午後0時45分に八幡宮を出発して目抜き通りを行列する。

先供は、行列先頭の鉄棒、露払いに続き、さまざまな道具を持って進む。先箱(さきばこ)、長柄(ながえ)の傘、鳥の毛を植えた槍(やり)のさやの大羽熊(おおはぐま)、金の玉といわれる投鞘槍(なげさややり)、袋をかぶせた天目槍(てんもくやり)、台傘(だいがさ)、立傘(たてがさ)、手杵傘(てぎながさ)の道具を2人1組で持つ。途中、たがいに道具を投げて受け渡しながら進み、そのたびに沿道の観客から歓声や拍手がわく。

燕三条まちあるきで練習を見学
燕三条まちあるきで練習を見学

先供を演じる先供組合は、毎年5月1日に八幡宮で顔合わせを兼ねての練習を行い、10、11、12日の3日間、午後7時から2時間、本格的な練習をしている。

練習2日目の11日は、三条ものづくり学校のグラウンドで練習を行った。会員は、21歳から65歳の30人で、今回、三条市の地域おこし協力隊に昨年着任した時田清正さん(21)=茨城県出身=が新人として加わった。

また、メンバーとなって5年目という金子靖央さん(34)は、3年前に三条市から沖縄に移り住んでおり、先供として三条祭りに参加するために欠かさず三条市に戻ってきている。久しぶりに三条の空気を感じながら、ほかのメンバーと同様、ベテランからの指導を受けて1年ぶりの感覚を取り戻そうと練習を繰り返していた。

先供組合のメンバーなど
先供組合のメンバーなど

この日は、子ども大名行列を主催する三条市歴史文化担い手育成会の「三条祭り大名行列稽古見学ツアー」と燕三条まちあるきの「三条祭りができるまで〜裏側を巡る夜散歩〜」が行われており、20人余りが練習を見学。

「えーとまかーせー」、「えーあれわいさーのさー」とかけ声が響くなか、両手を広げ、片足ずつ後ろに蹴り上げながら進む「奴さん」独特の歩き方を真似してみる見学者もいた。

練習最終日12日も同会場で、午後7時から9時ころまで練習を行う。

(坂井)

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