節目の第20回三条美術協会展 前回大きく上回る115作品を展示 (2019.6.7)

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新潟県三条市を中心とする美術愛好家や作家を会員とする三条美術協会(鶴巻純子理事長・会員84人)と三条市は6月7日から9日までの3日間、三条東公民館で節目の第20回展となる三条美術協会展を開いており、70人の会員が制作した115の作品を展示している。

第20回三条美術協会展
第20回三条美術協会展

初日は7日は午前10時から開場式を行い、約40人が参列し、テープカットを行った。鶴巻会長はあいさつで、20回目の節目と同時に「記念すべきことは三条市から共催という形で応援いただくことになった」と喜び、「今は亡き多くの会員の皆さまのお顔が懐かしく思い浮かぶ。そういう先人の皆さまのお力と、そして現在の会員のおひとりおひとりの会を思うボランティア精神でここまで続けることができたと感慨深く思う」と述べた。

来賓の国定勇人市長は「三条市のもつ格というものをしっかりとしたものとするためには、芸術文化の横の広がり、ひとつひとつの奥の深さを追求していくことが本当に必要だと最近、とみに実感している」と述べ、そうした面で実績を重ねる会員に敬意を表した。

テープカット
テープカット

三条美術協会は、三条市の芸術文化の向上と会員の親ぼくを図ろうと1991年(平成3)に発足。2000年(平成12)から毎年、協会展を開いている。美術界のとりわけ底辺が縮小するなか、三条美術協会も会員の減少に悩まされているが、今回は20回展ということで会員を1年間で10人増やし、協会展の出展作品も昨年の74点から40点以上も増えた。

部門別の内訳は日本画12、洋画17、彫刻13、工芸14、書道36、写真23。大学1年生の作品からあり、例年に比べて見応えのある展覧会となっている。8日は午前9時から午後6時まで、9日は午後4時まで開く。入場無料。

(佐藤)


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