鷲尾氏が自民党入党後の初めての後援会総会 42歳で衆院5期の実績で大臣も期待 (2019.6.26)

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新潟2区選出の鷲尾英一郎衆院議員(42)の後援会、西蒲地区イーグル会の総会が23日、弥彦村の「四季の宿みのや」で開かれ、支持者220人が出席した。西蒲地区のほか、燕、長岡、柏崎の各地区で毎年4回の後総会総会が開かれているが、ことしはこの西蒲地区の総会が皮切りで、ことし3月に自民党に入党してから初めての総会。自民党の林幹雄幹事長代理を特別ゲストに迎え、参院選に出馬する塚田一郎参院議員も来賓として出席し、「自民の鷲尾」を強く印象づける総会となった。

西蒲地区イーグル会総会で鷲尾氏と塚田参院議員
西蒲地区イーグル会総会で鷲尾氏と塚田参院議員

自民党の二階俊博幹事長が特別ゲストの予定だったがキャンセルになり、代わりにビデオメッセージを流した。ビデオで二階氏は「わが党を代表する政治家として政権の役割を引き続いて担っていくことのできる皆さんの期待、皆さんの気持ちをしっかり受け止めて」と鷲尾氏に期待するとともに、「安定した政権運営にも続けるためにも」と塚田氏の支援も求めた。

自民党の二階幹事長のビデオメッセージ
自民党の二階幹事長のビデオメッセージ

河村保実行委員長は開会あいさつで「山あり谷ありの連続と思うが、必ずや彼は立派な実績を残してくれると確信している」、来賓の新潟県町村会長でもある小林則幸出雲崎町長は鷲尾氏の自民党入党などにより「ようやく新潟県も遅ればせながら本流の流れの緒に就いた」と述べた。

河村実行委員長(左)と小林出雲崎町長
河村実行委員長(左)と小林出雲崎町長

林幹事長代理は講演し、二階政治を中心に話し、「(二階幹事長が)磨けば光る、できる男だと見込んだから間違いない。どんどん働かせていってもらいたい」、「鷲尾さんを自民党に入れておいて良かったと言われるような大きく太い政治家になってほしい」と願った。

林幹事長代理
林幹事長代理

続く懇親会の冒頭で鷲尾氏があいさつし、二階幹事長に入党届を提出したことにふれた。野党時代から反対のための反対はしなかったとし、「この参院選ではしっかりと新しい状況を生み出す結果を皆さんとともにつくっていかなければならない。常に新しい状況をつくりながらふるさとにどう貢献していくか、そして日本をどう発展させていくかが政治の王道と確信する。そこに参画するために自民党に入党した」と述べ、支援を求めた。

鷲尾氏
鷲尾氏

来賓の中原八一新潟市長は、鷲尾氏は「自民党執行部との関係が非常に深い」とし、「市政にとっても政権与党とつなぐパイプ役がひとり増えたということで大変ありがたい」。小林豊彦弥彦村長は新潟県出身の政治家の大臣の空白期間が続いており「ぜひ一日も早く自民党でこれからいろいろ実績をあげて大臣に就任されることを心からお願いする」。

鈴木力燕市長は「地域の声、地域の課題、自分の政治の思いを現実のものとして実現していくために自民党に入党されたと理解している。自治体の長として本当にありがたい」。このほど国道116号バイパス建設に関連して国交省から新潟県へ都市計画決定を求める要請書が出されたとし、今年度中に都市計画決定される見通しだが、実現に予算化の大きなハードルが待ち構えており、そのためにも塚田、佐藤信秋両衆院議員が引き続き議席を守り、鷲尾氏もそのサポートを協力にしてもらわけなければならないと述べた。

左から中原新潟市長、小林弥彦村長、鈴木燕市長
左から中原新潟市長、小林弥彦村長、鈴木燕市長

塚田氏は先の新潟県知事選、新潟市長選で鷲尾氏がいち早く応援したことが花角知事、中原市長誕生の原動力になり、この2つの選挙に自民党が勝ったことが「新潟のこれからに大きな力になっていく」と感謝し、「42歳で衆議院5期という方は永田町を見てもそう多くはいない。若くして衆議院に出られて鷲尾先生の未来は輝けるものがある」と大きな期待を寄せた。

「今般、私ごとで大変に皆さまにご心配、ご迷惑をおかけする事態に至りましたことに心から不徳のいたすところでありおわび申し上げる」とし、そのなかでも鷲尾氏が花角知事を加えた3連ポスターを仕立ててくれ、「鷲尾先生からいただいた厚情に何とか報いなければならない」。「石にかじりついてでもこの参議院の議席を守らせていただき、鷲尾先生とともにふるさとのために今一度、働かせていただきたい」と支援を求めた。

林幹事長代理
林幹事長代理

乾杯の音頭で桜井甚一県議は、「ようこそ、自民党へ。これまで先生とは5回の国政選挙戦で立ち位置は違ったが連戦連敗で、ようやくこのくじ引きから逃れるかなと喜んでいる」と話した。

メモ

まさに「きのうの敵はきょうの友」。自民党色に染まった会場には強い違和感を感じた。鷲尾氏と自民党政治家の取り合わせはもちろんだが、会場で動いているスタッフのなかにもかつて自民党代議士の事務所に席を置いていた人もいて、頭がこんがらがりそうだ。

演台には鷲尾氏、花角知事、塚田氏の3連ポスター
演台には鷲尾氏、花角知事、塚田氏の3連ポスター

もっとも自民党以上に自民党らしいとも言われてきた鷲尾氏。この日のあいさつにもあったように、これまでも反対のための反対はせず、自身の政治信条に基づいて主張を貫いてきただけに、所属した党と対立することも多かった。

支持者も党というより鷲尾氏個人を支援する人が多く、以前から「早く自民党へ行ってほしい」という声が根強かった。今回の総会の出席者も例年より50人ほど多かったことからも、自民党入党を歓迎していることがわかわる。ようやくすっきりした形で新たなスタートを切ったといえる。

(佐藤)


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