三条市南五百川、八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」は、来館者に涼を感じてもらおうと7、8月の土日祝日と盆期間中、玄関前に高さ約35センチという大きな氷「でっけー氷」を置いている。
「でっけー」は方言で大きいの意味。「でっけー氷」は、高さ約35センチ、直径約35センチの氷のかたまり。同施設レストランの業務用冷凍庫で特別に作るもので、40Lの容器に入れた水が、3日から4日かけて氷になる。
「でっけー氷」を目にした来館者は、さっそく氷に手を伸ばし「あー気持ちいい」、氷の中にできた模様に目を向けて「おもしろいね、芸術的ね」とスマホで撮影したりと笑顔を見せていた。
同施設では、じめじめの梅雨や夏本番の暑さに向かうなか、温泉に入って汗を流してサッパリしてもらい、さらに「でっけー氷」で涼を感じてもらえればと企画。「見てよし、ふれてよし、撮ってよし」とアピールしている。
今後は、氷の中に何かを入れたり、温泉を凍らせてみるなどのアイデアを検討中だ。また、「でっけー氷」の製造が間に合わない場合は、少し小さいサイズの「ちっとばかでっけー氷」になることもある。
(坂井)