土砂災害訓練も取り入れて臨場感もアップした全市規模の燕市総合防災訓練 (2019.7.10)

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新潟県燕市で7月7日、総合防災訓練が行われ、午前は住民避難訓練、土砂災害対応訓練、聴覚障害者避難訓練、午後から各種災害対応訓練で官民一体となって防災意識の向上、防災力の強化に取り組んだ。

燕市総合防災訓練の各種災害対応訓練でトリアージ訓練
燕市総合防災訓練の各種災害対応訓練でトリアージ訓練

年に一度の全市規模の防災訓練。震度6強の大地震を想定した対応訓練を行った。住民避難訓練は自治会などが避難所へ避難し、実際の避難所を想定した訓練。聴覚障がい者避難訓練は小池小学校を会場に聴覚障がい者が避難した際の対応訓練や入り口での受け付け対応、避難スペースへの誘導、スマートフォン通信を使った手話伝達などを行った。

土砂災害対応訓練は初めての実施で、国上勤労者体育センターで行った。国上地区で土砂崩れの発生を想定した避難訓練。土砂崩れ発生後に「警戒レベル5・避難指示(緊急)」を発令して住民が避難を開始し、同時にドローンを飛行させて避難者と土砂災害区域を上空から撮影し、収集した映像を市役所に設置した災害対策本部と国上勤労者体育センターで公開した。燕市はことし1月に損害保険ジャパン日本興亜株式会社と地方創生に関する包括連携協定を締結しており、ドローンの飛行などは損保ジャパンが全面協力した。

ちびっこ消防隊の放水訓練
ちびっこ消防隊の放水訓練

ハイライトの災害対応訓練は燕市役所庁舎南側駐車場で行い、倒壊家屋と被災車両からの救出、治療の優先度を決めるトリアージ訓練、防災ヘリによる搬送訓練、初期消火訓練、放水訓練、炊き出し訓練、ドローン撮影飛行デモなどを行ったほか、災害対応装備品や自衛隊や消防の車両展示、AED取扱い体験、消火器取扱い体験、救急法講習などを行った。

災害対応訓練でもドローン撮影飛行は損保ジャパンが行い、重しをつけないとテントが飛びそうなほど強い風が吹くなかでも安定した飛行で上空から訓練のようすを撮影した。

迫力の防災ヘリによる救助訓練
迫力の防災ヘリによる救助訓練

それ以外の訓練はほぼ例年通りだが、被災車両からの救出はこれまで無人の車を破壊するだけだったが、ことしは実際に救助される人を乗せて救助。防災ヘリによる搬送訓練もこれまではホバリングする防災ヘリからバケットに人形を引き上げていたが、今回は生身の人間を引き上げるなど、臨場感がアップした。

見学の市民も多く、災害対応訓練を目を丸くして見学し、車両展示などでは記念写真を撮ったりして日常生活では縁のない防災を身近に感じていた。

(佐藤)


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