落雷が原因と思われる誤発報で緊急告知ラジオが5分間にわたり最大音量で鳴る  (2020.2.5)

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2月5日朝、株式会社エフエムラジオ新潟(新潟県新潟市中央区)が運営するFM局「FM-Niigata」で落雷が原因と思われる緊急告知ラジオ起動信号音が誤って発報され、同社が緊急告知ラジオ事業を受託する新潟市と弥彦村で緊急告知ラジオが起動して5分間にわたり同社の放送が流れるトラブルがあった。

緊急告知ラジオ起動信号音の誤発報で大音量で鳴り出した弥彦村が配置した緊急告知ラジオ
緊急告知ラジオ起動信号音の誤発報で大音量で鳴り出した弥彦村が配置した緊急告知ラジオ

同社の調べでは、午前8時26分56秒にCM放送中に緊急告知の起動信号音が誤発報し、CM放送に切り替わった。

緊急告知ラジオは、起動信号音を受信するとスイッチが切ってあっても自動的に起動し、最大音量で放送が流れる仕組み。誤発報を受けていっせいに起動して放送が流れた。起動音が鳴ってから約5分後の8時31分29秒に手動操作で緊急告知終了信号音を発報し、ようやく通常放送に戻った。

誤発報の原因について同社は、アースなどの落雷対策を行っているが、付近で規模の大きな落雷が起こり、想定以上の負荷がかかり、落雷から発生した電気ノイズが緊急告知ラジオ装置の起動部分に混入したためによる誤作動としたとみている。アースの強化など電気ノイズ混入の排除対策を行うことにした。原因については、さらに機器メーカーの技術者から調査してもらう。

緊急告知ラジオは、緊急な災害情報や災害に伴う避難情報などをラジオ放送で市民にいっせいに伝達するもの。新潟市は3千台から4千台、弥彦村は約270台を配置している。

弥彦村では2017年度から緊急告知ラジオ事業を同社に委託し、避難所や公共施設、福祉施設、さらに区長、町内会長、民生委員の自宅などに配置した。昨年10月の台風19号による大雨で弥彦村から近い大河津分水が通水以来最高水位を記録して破堤の危機が迫り、弥彦村では初めて避難所を開設したが、緊急告知ラジオによる情報発信は行わなかった。今回の誤発報では、もちろん役場内の緊急告知ラジオも鳴り、すぐに同社へ連絡した。

月1回の試験放送を行っているが、誤発報に驚いた村民から村役場に4件の問い合わせの電話があった。村では同社に対し、誤作動したハードウェア的な問題と同時に緊急告知終了信号音を出すまで5分間かかったことを問題視。万が一、誤発報が発生した場合でも速やかに終了信号音を発報し、誤発報であったことを告知するよう強く求めた。

村では来年度、聞き取りにくい防災無線の内容を電話して確認できる自動応答化など災害発生時の情報伝達の強化を図る考えだ。


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