AEDの目隠し用パーテーションを段ボールで開発して燕市に寄付 (2020.3.13)

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段ボール専業メーカーの森井紙器工業(森井康社長・新潟県燕市)は3月10日、AED(自動体外式除細動器)を使うときの目隠しを想定して開発した段ボール製のパーテーションを燕市に寄付した。

 森井紙器工業がAED用に開発して燕市に寄付した段ボール製パーテーション
森井紙器工業がAED用に開発して燕市に寄付した段ボール製パーテーション

燕市役所には1階と4階にAEDが設置されている。その目隠しになるようなものを段ボールで作れないかと森井紙器工業に相談があった。

燕市と森井紙器工業は、2016年に災害時における物資調達に関する協定を結んだ。18年、燕市でロケが行われたTBS日曜劇場「下町ロケット」にちなんで鈴木力市長の要請を受けて原寸大の段ボール製トラクターを作り、大きな注目を集めた経緯もある。

市役所4階のAED収納ケースの裏側にぴったり収まったパーテーション
市役所4階のAED収納ケースの裏側にぴったり収まったパーテーション

仕組みはシンプルで一般的な段ボールを蛇腹折りにした。広げると屏風のように自立し、自由な形で立てられる。縦170cm、横30cmの段ボール24枚をつなげ、いわば24曲屏風。たたむと厚さ16cmになり、市役所に設置されているAEDの収納ケースの裏側、壁とのすき間にぴったり隠れるように設計したので、すっきりしている。

ぐるりと囲むように立てると3人が中に入れる十分な広さを確保する。重さは約7kgと軽く簡単に移動できる。販売の予定はないので売価の設定はないが、サンプル製作なども含め実費で1セット3万円ほどかかった。これを2セット寄付した。

寄付の目録を鈴木市長に手渡す森井社長
寄付の目録を鈴木市長に手渡す森井社長

10日、市役所へ寄付に訪れた森井社長は「どんな用途にも使える柔軟性が高い段ボール」と言い、鈴木市長は「段ボールのベッドや避難所のパーテーションはあるが、AEDでこういう発想は新しい」と感心し、要請に応えてくれたことに感謝した。


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