かぼちゃ電車が冬眠から覚める (2020.3.23)

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旧新潟交通電車線を走っていた車両、通称「かぼちゃ電車」と旧月潟駅(新潟市南区月潟)を保存する「かぼちゃ電車保存会」(平田翼会長)は22日、車両の冬囲いはずしを行って公開を再開した。

冬囲いはずしが行われたかぼちゃ電車
冬囲いはずしが行われたかぼちゃ電車

新潟交通電車線は、新潟市の白山前駅と燕市の燕駅間を結んだ。1999年4月の廃線まで66年間にわたり「電鉄」と呼ばれて親しまれ、中ノ口川沿線住民の足となった。緑と黄に塗り分けられた車両はカボチャを連想させ、「かぼちゃ電車」と呼ばれた。

高度経済成長期には燕市内の金属洋食器をはじめとした工場に勤める人たちを燕駅へ運び、燕駅には会社へ社員を運ぶバスと人でごった返した。

廃線の翌年2000年に旧月潟村の呼びかけでボランティアによる保存会が発足。車両3両と月潟駅の駅舎を保存し、公開している。降雪期は来場者が少なく、車両の腐食が進むため、冬場は冬囲いをしている。

真ん中の車両は銀色のシートに覆われたまま
真ん中の車両は銀色のシートに覆われたまま

昨年も暮れに何日かに分けて冬囲いを行った。冬囲いはずしは3月の第4日曜と決めている。22日朝は風雨に見舞われたが20人近い会員が冬囲いはずしに参加。しばっていたひもをほどいて車両をすっぽりと覆ったビニールシートを取った。

冬囲いの設置に比べれば、はずす作業は早い。1日で終わる予定だったが、風雨で作業も遅れ、3両のうち真ん中の1両だけ翌週の作業を回し、早めに作業を切り上げた。

この時期、敷地にあるサクラはつぼみがかたのがふつうだが、暖冬だったおかげでつぼみは膨らんで今にも花開きそうに先が赤く見えているつぼみ。新型コロナウイルスの影響で来場者が減ることを心配する人もいたが、さっそく見学に訪れた家族連れもいた。


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