酒井高徳選手がJリーグ初感染「大変情けない」 (2020.3.30)

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J1リーブの「ヴィッセル神戸」は30日、所属する元日本代表で新潟県三条市出身のDF酒井高徳選手(29)が新型コロナイルスの陽性反応が出たと発表した。Jリーグ選手での感染者は初めて。

2018年7月6日、サッカーW杯出場決めて三条市長を表敬訪問したときの酒井高徳選手
2018年7月6日、サッカーW杯出場決めて三条市長を表敬訪問したときの酒井高徳選手

発表によると酒井選手は25日夜より38.0度の熱が出て体調不良になった。26日はトレーニングを欠席し、体温37.6℃、頭痛、鼻閉感があり、兵庫県内の病院で急性上気道炎と診断された。27日は朝の体温が37.3度で、夜に再び38.0度に発熱し、頭痛、咽頭痛があった。

28日は体温35.8度、軽い頭痛があり、においを感じなくなった。医師の助言を受けてこの日午後2時に症状から兵庫県内の病院にてPCR検査を行い、30日午後5時にPCR検査で陽性判定が出た。

酒井選手以外の選手、スタッフで新型コロナウイルス感染症や風邪の症状など出ている人はなく、保健所の指導で濃厚接触者の特定やトレーニング施設のいぶきの森球技場の消毒などの対応を行っていく。

今後のスケジュールや調査結果については、Jリーグと兵庫県、保健所と連携し、適切なタイミングで公表。トレーニング施設のいぶきの森球技場の再開は選手、スタッフの健康状態を確認し、保健所の指導により運営の再開を予定している。酒井選手のコメントは次の通り。

酒井選手はコメントで、プロフェッショナルと自覚して感染予防に気をつけながら感染したことに「大変情けなく思っております」とし、「自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません」と不安や迷惑をかけたことをわびている。コメント全文は次の通り。

■酒井選手コメント

今回はサポーターの皆さんや一般の方々、全選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません。

皆さんが日頃から、一生懸命に予防や対策をされてる中、自分もプロフェッショナルという精神を掲げ仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活をしておりました。しかし、それでも、このようなことになり、大変情けなく思っております。

今、自分から発信できる事は、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるかわからないという事です。感染してしまった以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません…

多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、全ての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません。


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